『パッチギ』
投稿者: anthoniy_williams 投稿日時: 2009/01/20 21:50 投稿番号: [500 / 768]
基本的に私たちが映画に求めるものは「娯楽性」であり、映画を見て笑い、怒り、泣き、楽しむことなのであるが、それを可能にするのが心理学でいう「共感性」の概念である。
私たちは映画を見ながら知らず知らず登場人物と感情を共有しているというわけなのだ。 もちろん映画監督というものはその「娯楽性」を考慮しつつ、そこに社会性あるメッセージをとりいれたり、アートを表現したりしているわけで、在日の井筒和幸監督であれば、「在日」問題というものを映画を通して何らかのメッセージを伝えようとしたのかもしれない。
さて、沢尻エリカが在日朝鮮人を演じて話題になったこの映画だが、沢尻自身は日本人とフランス人のハーフである。
映画のテーマは、純情な日本人男子高校生と小生意気な在日朝鮮女子高生との恋愛であり、それはロミオとジュリエットをモチーフにした現代的悲恋映画としての期待を十分に抱かせる素材でもあった。 恋する二人のあいだには民族の壁が立ちはだかり、反対されればされるほど恋は燃え上がるはず‥。
しかし、在日の監督が描く世界は暴力の応酬の世界であり、肝心の恋物語は霞んでしまっている。 監督自身が在日として差別と偏見に苦労してきた経験からそれらに反発する暴力に力が入ってしまったと想像するのだが、その真意は定かではない。
映画は芸術でもあるが娯楽でもある、興行収入も上げなくてはならない。しかし暴力シーンの多さに辟易とさせられるだけの映画になったのは残念なことである。
評価
2
★
評価基準
評価5
心から感動できるもの
号泣できるもの
評価4
映画としてそこそこ楽しめる
評価3
全体としてたいしたことないけど、少しは光るものが感じられる
評価2
見てちょっと損した気分
評価1
くだらない、見るだけ時間の無駄
多忙のためしばらく投稿をお休みします。
ご了承ください。
これは メッセージ 1 (anthoniy_williams さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/quot4znaequota5ua5a1a5sa4nbd8a4a4a2v_1/500.html