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アマデウス

投稿者: anthoniy_williams 投稿日時: 2008/12/21 15:53 投稿番号: [433 / 768]
「モーツァルトは私のあこがれだった」

こう語ったモーツァルトの才能を一番理解しファンでありあこがれてもいたサリエリがモーツァルトを殺害することになるのだが、これで思い出すのは、ジョン・レノンを殺害したチャップマンも彼のファンだったということである。(CIAによる暗殺説も有力ではある)

あこがれの人を殺したいという感情は常人には理解しがたいものであるが、「愛すること」と「憎むこと」二つの感情を同一の人物に対して持つことはよくある話なのかもしれない。
それはフロイトの発見した潜在意識の中に閉じ込められた自分でも知ることのない感情であり、韓国のことを嫌っている人も自分で気づかない深層心理の奥底に好きという感情が隠されている可能性はある。
愛するがゆえに憎い、または憎しみは愛情の裏返しということか。

サリエリの自殺未遂の衝撃的な幕開けの演出としては、交響曲第25番第一楽章はこれから始まるモーツァルトの波乱の運命を暗示しているようでベストの選曲だっただろう。
モーツァルトとサリエリを、天才と凡庸、善と悪、光と影の対比で描くビジュアルは美しく、「愛するものを殺したいほど憎むのはなぜか」ということをテーマにストーリー展開も飽きさせることがなくテンポよく進む。
ただ、史実を完全に改変してしまったことには疑問を感じる。


評価4




★   評価基準
評価5   心から感動できるもの   号泣できるもの
評価4   映画としてそこそこ楽しめる
評価3   全体としてたいしたことないけど、少しは光るものが感じられる
評価2   見てちょっと損した気分
評価1   くだらない、見るだけ時間の無駄
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