南京大虐殺・従軍慰安婦強制連行は事実

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ノモンハン事件・・

投稿者: dorawasabi5001 投稿日時: 2004/12/06 23:16 投稿番号: [7010 / 29399]
★神奈川大学・・常石敬一教授


一九四〇年五月二三日の『朝日新聞』は、

【七三一部隊に「ノモンハン事件」に関連して軍司令官から感状が与えられたことを、部隊長の石井だけではなく娘の春海の写真まで掲載して伝えている。これは普通ではない。】

  日本はノモンハンでの戦争の大敗北を通じて、航空機、戦車その他全ての戦力においてソ連に、そして欧米諸国に太刀打ちできないことを認識した。

この時諸外国との戦争においては、従来とは違う新しい兵器を持つ必要を痛感した。

石井が提唱していた生物兵器はその一つと考えられた。

【石井はノモンハンでの戦争の末期に戦場の河に細菌をまいたのだった。】


【感状が与えられたことと、その事実が新聞で娘の写真まで掲載して報道されたことは、陸軍の首脳部が生物兵器を有望な兵器と判断したことを示している。】

その推測は翌年以降、中国で航空機を使用した生物兵器の試用が裏付けている。

  翌年、一九四〇年秋になって石井たちは中国中部の寧波その他を、さらに一九四二年まで中国中部の各地で生物兵器の実戦試用を行った。

中国政府は一九四二年三月三一日、中国保健省金長官名で「中国における日本による細菌戦の企て」という、日本の生物兵器の使用を非難する声明を発表し、重慶駐在の各国大使館に送り付けている。


この文書は在重慶の米国大使館からワシントンの国務省に送られた電報の同封文書として米国国立公文書館に保管されている。日本が中国各地で生物兵器を使用しているという中国の主張に対して、当初米国は「根拠のない申し立て」として取り扱っていた。

しかしその後一九四四年の末になると

【米国も捕虜とした日本兵の尋問を通じて、日本による生物兵器の実戦試用を確認する。】


【   日本は一九四二年の秋以降、中国での生物兵器の実戦試用を中止する。】


それは中国側に生物兵器の使用を見破られたためではなく、

【その年の中国中部での試用で日本軍が汚染地域に入り、一七〇〇人以上の死者を出すという、大失敗をし、】

陸軍首脳部の信頼を失ったためだ。

この死者一七〇〇人以上という数字は、前記の日本人捕虜が尋問で米国側に答えているものだ。

・・


  何故、当時米国で炭疽、ペストそれに鼻疽のワクチンの開発が行われていたのだろうか。これはそうした細菌を生物兵器として使用する努力が進行中だった、ということを意味しているだろう。

  ヒルとヴィクターの調査はフェルの調査を受けて、「細菌戦研究施設から日本に送られた、人間から得た病理標本の調査」など、人体実験についてより詳細な情報を入手することだった。彼らのレポートの結語は次の通りだ。

  今回の調査で集められた事実はこの分野におけるこれまでの見通しを大いに補いまた増強するものである。このデータは日本人科学者たちが巨額の費用と長い年月をかけて得たものである。情報は、人間について各病原体毎の感染に必要な各細菌の量に関するものである。

こうした情報は人体実験に対するためらいがあり、我々の研究室で得ることはできない。これらデータを入手するのに今日までに要した費用は総額二五〇〇〇〇円で、これはこれら研究の実際の価値と比べれば取るに足らない額である。


さらに、集められた病理標本はこれら実験の内容を示す唯一の物的証拠となっている。これら情報を自由意志によって提供してくれた人々がこのことで困ることのないよう、またこの情報が他に漏れることのないようあらゆる努力を払うよう望む。

  ヒルとヴィクターのレポートには二五種類の研究テーマについて、どんな人物にインタビューし、どんな情報を入手したかが明らかにされている。

日本語の文献では数種類の事例についてしか分からない石井機関での人体実験が、この戦後の米国による調査、特にソ連による石井たちの身柄引き渡し要求後の調査、によって網羅的に知ることができる、というのは歴史の皮肉と片づけてはいけない。戦後日本のありようの問い直しを迫っていると理解するべきだ。

(つねいし けいいち   神奈川大学教授)

http://www.ne.jp/asahi/tyuukiren/web-site/backnumber/07/tuneisi_731.htm
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