日本軍の刺突訓練
投稿者: nukabosi 投稿日時: 2012/02/05 15:42 投稿番号: [27064 / 29399]
大島軍曹は即座に上官の「鶴の一声」に従い、
「では、列の最後尾にいる者から順番に刺突することにする。最後尾にいる者は前へ出ろ」
と怒鳴った。しかし、誰も前に出る者はいない。私たちの間にざわめきが起こった。列にビリにいるのは馬場二等兵にきまっている。その馬場はすっかり臆してしまって前へ出ないのだ。
「最後尾にいるのは馬場二等兵だな。馬場、前へ出んか!」
大島軍曹がまた怒鳴った。しかし、馬場は返事もしなければ前へもでない。たまりかねた亀岡兵長が馬場二等兵のもとへ飛んで行って、
「馬場二等兵、貴様、班長殿がおっしゃっていることが聞こえんのか」
と、馬場二等兵の胸ぐらをつかんで、前へ引きずり出した。
「さあ、銃剣を構えるんだ。そして標的めがけて突進するんだ。なにも恐れることはない」
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これは大阪出身で日中戦争に従軍した経験をもつ詩人、井上俊夫のエッセイ「初めて人を殺す」の一節である。
突然の非常呼集をかけられた兵士たちが「刺突訓練」と称して立ち木に縛りつけられた中国人を殺害するよう指示される。
昨年12月に放映されたNHKの「証言記録
兵士たちの戦争」シリーズ2本のうち、「占領地の治安戦
〜独立混成第4旅団〜」には井上のエッセイと非常によく似た証言が登場する。刺突訓練をさせられたという証言者は2人だが、そのうち入隊して3日目にやらされたと証言する元兵士は、“嫌な者は手を挙げろ”と言われて手を挙げた一兵士が散々に殴られたこと、それを見ていた他の兵士は当然ながら“嫌だ”とは言えなくなったことを語っていた。
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20120113/p1 より
これは メッセージ 1 (yuukouheiwa さん)への返信です.
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