「終戦日記」を読む・・野坂昭如
投稿者: dorawasabi5001 投稿日時: 2011/11/14 01:17 投稿番号: [26469 / 29399]
★終わりではなかった八月十五日
・・藤原ていは8月15日に、現在の北朝鮮の宣川という町で、避難生活を送っていた。手記の8月15日の項には、敗戦のショックと、それに続くそれ以上の「不安」がはっきりと描かれている。
・・日本は負けた・・私は咲子を背負ったまま座っていた。逃げるとすればこのわずかなリュックサックの全財産を捨てねばならなかった。
同じ頃には、すでに食料が乏しくなる中で、避難民の中でも、軍人の家族が私物を沢山持っていて「行李の(こうりの)中からは缶詰や砂糖やいろいろ出てきて、楽しそうに食べている姿がうらやましかった」とも記される。
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