お久しぶりです
投稿者: forever_omegatribe 投稿日時: 2010/03/07 22:24 投稿番号: [21497 / 29399]
お薦めの本の紹介です。
森光子著(女優さんとは別人です)『吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日 (朝日文庫)』
若干19歳、人身売買と周旋屋による就労詐欺で吉原で娼妓になった女性の日記です。
筆者は日記を書くことによってなんとか理性を保とうとしており、生き生きと吉原の娼妓の生活を書いています。理不尽な世の中に対するけ発の書でもあります。当たり前のことですが、彼女たちも同じ人間なんだと改めて確認をさせられました。
従軍慰安婦に共通するように、周旋屋の詐欺、そして嫌々客を取らされて半ばレイプ同然で処女を奪われたり、多い時は11人の客を取らされたりしました。
中でも酷いのが業者が女性をとことん搾取して、借金漬にしていくことです。業者が儲けの75%を取り、25%が女性の分になりますが、そのうち15%が借金の返済、あとの10%が娼妓の日常の生活費になります。費用の全てが自分持ちなので、借金に借金を重ねてしまい、足を洗えない状況なのです。お正月は馴染み客に通常の2倍の料金を貰わないと罰金を支払わせたりしていました。こうした奴隷のような状態から逃れるために脱走しました。
当時の状況を知るのにはぴったりであります。
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