Re: カフカ
投稿者: anthony_749 投稿日時: 2010/01/08 19:44 投稿番号: [21462 / 29399]
>「変身」と「断食芸人」を読んでいれば立派ですよ。
あ、そうなんですか。。
個人的には、カフカの小説はつまらないと思いました。
ただ、この二つの小説には「ラストエンペラー」を理解するにあたって重要な示唆があります。
「断食芸人」では人間の誇りというものがテーマです。
どんなに劣っている人間であっても人間の誇りは傷つけられるものではないと。
断食芸という流行遅れの、まるで価値のない芸であっても、芸人はそれを誇りをもち、それに命をかけることができるということを示しました。
断食の監視人が夜になって、誰もみていないから何か食べさせようとしたけど、芸人はあくまでもそれを拒みましたね。
そこに日本の侵略の被害者であった中国、朝鮮をみることができます。
発展途上の内乱にあけくれる国家であっても「誇り」はもっていた。
いくらインフラを整備してくれても、自分たちの文化を奪うことは許しがたいことだと。
その誇りを傷つけたことが、「反日」感情としてそう簡単には消えることがないことが読み取れるのではないでしょうか。
「変身」では家族愛のうつろいが描かれましたね。
虫になってしまったザムザは、清国皇帝から、満州国皇帝へと変身した溥儀と重ねて見ることができます。
虫になったザムザも満州国皇帝になった溥儀も最初は大事にされるけど、だんだんとぞんざいに扱われるようになってていき、やがて捨てられてしまう。
この点で、「変身」も「ラストエンペラー」も人間心理の普遍性がよく表現できていました。
ですからカフカにしろ、ベルトルッチにしろ、すばらしい芸術家であることはまちがいないと思います。
ところで、カフカの名前を出したのは貴方ですが、貴方自身はカフカから何を読み取ったのですか?
これは メッセージ 21458 (mokneybrain123 さん)への返信です.
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