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Re: 靴磨きの少年〜 孤児院

投稿者: fukagawatohei 投稿日時: 2008/10/25 10:54 投稿番号: [800 / 1344]
>アリヨシ氏の手紙には「荒廃した国家を経済大国に変えた日本を考えるたびに、あの少年の気概と心情を思いだす。それは『国のために』という日本国民の精神と犠牲を象徴するものだ」と記されている。 >

オイラの叔父は戦後戦災孤児を集めて、私財をなげうち孤児院をつくり、
何百人という孤児を育てた。この孤児院は(鐘の鳴る丘)というラジオ
ドラマのモデルの一つになった。

オイラの親父が破産し、病気で入院したため家庭が崩壊し
オイラもこの孤児院に入るところだった。

この孤児院には何度も遊びに行った。
彼らは毎日食事を与えられ、仲間たちと楽しく遊んでいた。

美空ひばりはその孤児院にオルガンを贈った。
池部良やこまどり姉妹らの芸能人も慰問にきた。
その孤児院には明るい雰囲気が満ちていた。

又、しばしば進駐軍の米兵がプレゼントをたくさん持って、慰問にきた。
その米兵の一人はアメリカに帰国してからも、毎年その孤児院に死ぬまで
お金を送っていた。オイラはアメリカ人の心の温かさを知った。

オイラの叔父は、その孤児を育てるため、亡くなる直前まで、野菜や果物を
リヤカーやトラックに積んで、売りに歩いていた。

この叔父が亡くなった時、孤児たちは全国から集まり、お互いに抱き合って
泣いた。

彼らが、戦争によって受けた心の傷の大きさはアリヨシ氏にも理解する事は難しいだろう。

戦後の東京は無法地帯だった。
皆生きるために、必死だった。
銭湯に行けば、石鹸を盗まれ、オイラの家で飼っていた犬も盗まれた。

多くの人間が修羅と化していた。
戦争が、人間を変えた。
現在の不道徳な日本人を作ったのは戦争であり、戦後教育ではない。

先の戦争で罪の無い何百万人という日本人が亡くなり、多くの
戦災孤児がうまれ、地獄を味わった。

この悲惨な状況を作ったのは全てバカ天の責任であり、当時の
軍国主義を賛美する人間は狂人である。
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