関東大震災で朝鮮人虐殺
投稿者: topics_jk 投稿日時: 2008/01/05 16:09 投稿番号: [83794 / 230347]
関東大震災で朝鮮人虐殺に至ったのは、日本人の自分達が朝鮮人から恨まれているという自覚と、混乱に乗じて朝鮮人から仕返しを受けるかもしれないと不安感が醸成されていく中で、「地震の混乱に乗じて朝鮮人が放火を行っている」や「朝鮮人による強盗、強姦、殺人、井戸水への毒の投げ込み」、「朝鮮人が伊豆大島に爆弾を仕込んで地震を起こした」というような突飛なものまで流言蜚語が飛び交ったわけだな。
当時はラジオも無い時代だから、新聞にしても流言の内容を真に受け、そのまま報道するという失敗をしているし、また地震により発令された戒厳令の関係で、官憲による情報管制も敷かれたからね。
その官憲は、早い段階においては流言の内容を信じ、積極的に朝鮮人虐殺に加担したし、官憲は自分自身が流言情報の権威付けを行った上でこれを民衆に向けて発信し、そこから跳ね返ってきた情報を自分で受信してそれを信じ込むという過ちを犯している。
この、流言の発生源が、他ならぬ官憲であったとする陰謀論の見方は根強く、一定の説得力を有している。亀戸事件・甘粕事件など、憲兵隊は流言による混乱に乗じて、日ごろから自分達が不穏分子と見なしていた集団の「粛清」をしているからね。
民衆による自警団も組織され、官民によって朝鮮人狩りが行われということだな。
各地方紙の誤報 ※『関東大震災と朝鮮人虐殺』P61より抜粋
「朝鮮人大暴動 食糧不足を口実に盛に掠奪 神奈川県知事よりは大阪、兵庫に向かひ食料の供給方を懇請せり。東京市内は全部食料不足を口実として全市に亘り朝鮮人は大暴動を起こしつつあり……」(河北新報、九月三日)
「歩兵と不逞朝鮮人戦斗を交ゆ 京浜間に於て衝突す 火災に乗じ不逞鮮人跋扈 近県より応援巡査派遣……」(福島民友新聞、九月四日)
「放火・強盗・強姦・掠奪 驚くべき不逞鮮人暴行 爆弾と毒薬を所持する不逞鮮人の大集団二日夜暗にまぎれて市内に潜入 警備隊(自警団のこと)を組織して掃討中……」(河北新報、九月四日)
「不逞鮮人凶暴を極め飲食物に毒薬や石油を注ぐ 彼らは缶詰に似た爆弾を所持しつつあり」(北海タイムズ、九月五日)
官憲の主な動き(時系列) ※『関東大震災と朝鮮人虐殺』P66より抜粋
九月二日十四時ごろ:内務省警保局長より呉鎮守府、地方長官宛電報。
東京付近ノ震災ヲ利用シ、朝鮮人ハ各地ニ放火シ、不貞ノ目的ヲ遂行セントシ、現ニ東京市内ニオイテ爆弾ヲ所持シ、朝鮮人ハ各地ニ放火シ、石油ヲ注ギテ放火スルモノアリ。スデニ東京府下ニハ一部戒厳令ヲ施行シタルガ故ニ、各地ニ於テ十分周密ナル視察ヲ加エ、鮮人ノ行動ニ対シテハ厳密ナル取締ヲ加エラレタシ。
九月二日夕刻:警視庁、戒厳令司令部に、朝鮮人による火薬庫放火計画があると報告。
同 :警視庁菅下各警察署に通達。
鮮人中不逞ノ挙ニツイテ放火ソノ他凶暴ナル行為ニイズルモノアリテ、現ニ淀橋・大塚等ニ於テ検挙シタル向キアリ。コノ際コレラ鮮人ニ対スル取締リヲ厳ニシテ警戒上違算ナキヲ期セラレタシ。
九月三日十六時三十分:海軍省船橋送信所所長電信発信(独断)。全国で受信。
船橋送信所襲撃ノオソレアリ。至急救援頼ム。騎兵一個小隊応援ニ来ルハズナルモ、未ダ来タラズ。
九月四日八時十分:船橋送信所電信発信。
本所(船橋送信所)襲撃ノ目的ヲ以テ襲来セル不逞団接近、騎兵二十、青年団、消防隊等ニテ警戒中、右ノ兵員ニテハ到底防御不可能ニ付約百五十ノ歩兵ノ急派取計イ度ク、当方面ノ陸軍ニハ右以上出兵ノ余力ナシ。
被害者数は調査主体でまちまちであるが
内務省警保局調査では、「朝鮮人死亡233人・重軽傷43名、中国人3人、朝鮮人と誤解され殺害された日本人59名、重軽傷43名であった。また警察は、朝鮮人・中国人・琉球人を襲撃した日本人を逮捕している。殺人・殺人未遂・傷害致死・傷害の4つの罪名で起訴された日本人は362名」一方、迫害の標的にされた当の朝鮮人の犯罪は、殺人2名、放火3件、強盗6件、強姦3件。
ただし、虐殺の犠牲となった朝鮮人死亡者については、「犯罪行為に因り殺傷せられたるものにして明確に認め得べきもの」に限定されている。政府による調査『現代史史料6』、426頁以降)
この他に、自警団による虐殺や地震被災での死亡者も大勢いるだろうがね。
吉野作造調査では2,711人
独立新聞調査では6,415人
なお、朝鮮人犠牲者をもっとも多く出した神奈川県下でも、自ら4合ビンに入れられた井戸水を飲み干して見せ、「朝鮮人が井戸に毒を入れたというのはデマである」と、自警団を追い返し、朝鮮人49人を保護した川崎警察署長・太田芿太郎警部という立派な人もいた。
当時はラジオも無い時代だから、新聞にしても流言の内容を真に受け、そのまま報道するという失敗をしているし、また地震により発令された戒厳令の関係で、官憲による情報管制も敷かれたからね。
その官憲は、早い段階においては流言の内容を信じ、積極的に朝鮮人虐殺に加担したし、官憲は自分自身が流言情報の権威付けを行った上でこれを民衆に向けて発信し、そこから跳ね返ってきた情報を自分で受信してそれを信じ込むという過ちを犯している。
この、流言の発生源が、他ならぬ官憲であったとする陰謀論の見方は根強く、一定の説得力を有している。亀戸事件・甘粕事件など、憲兵隊は流言による混乱に乗じて、日ごろから自分達が不穏分子と見なしていた集団の「粛清」をしているからね。
民衆による自警団も組織され、官民によって朝鮮人狩りが行われということだな。
各地方紙の誤報 ※『関東大震災と朝鮮人虐殺』P61より抜粋
「朝鮮人大暴動 食糧不足を口実に盛に掠奪 神奈川県知事よりは大阪、兵庫に向かひ食料の供給方を懇請せり。東京市内は全部食料不足を口実として全市に亘り朝鮮人は大暴動を起こしつつあり……」(河北新報、九月三日)
「歩兵と不逞朝鮮人戦斗を交ゆ 京浜間に於て衝突す 火災に乗じ不逞鮮人跋扈 近県より応援巡査派遣……」(福島民友新聞、九月四日)
「放火・強盗・強姦・掠奪 驚くべき不逞鮮人暴行 爆弾と毒薬を所持する不逞鮮人の大集団二日夜暗にまぎれて市内に潜入 警備隊(自警団のこと)を組織して掃討中……」(河北新報、九月四日)
「不逞鮮人凶暴を極め飲食物に毒薬や石油を注ぐ 彼らは缶詰に似た爆弾を所持しつつあり」(北海タイムズ、九月五日)
官憲の主な動き(時系列) ※『関東大震災と朝鮮人虐殺』P66より抜粋
九月二日十四時ごろ:内務省警保局長より呉鎮守府、地方長官宛電報。
東京付近ノ震災ヲ利用シ、朝鮮人ハ各地ニ放火シ、不貞ノ目的ヲ遂行セントシ、現ニ東京市内ニオイテ爆弾ヲ所持シ、朝鮮人ハ各地ニ放火シ、石油ヲ注ギテ放火スルモノアリ。スデニ東京府下ニハ一部戒厳令ヲ施行シタルガ故ニ、各地ニ於テ十分周密ナル視察ヲ加エ、鮮人ノ行動ニ対シテハ厳密ナル取締ヲ加エラレタシ。
九月二日夕刻:警視庁、戒厳令司令部に、朝鮮人による火薬庫放火計画があると報告。
同 :警視庁菅下各警察署に通達。
鮮人中不逞ノ挙ニツイテ放火ソノ他凶暴ナル行為ニイズルモノアリテ、現ニ淀橋・大塚等ニ於テ検挙シタル向キアリ。コノ際コレラ鮮人ニ対スル取締リヲ厳ニシテ警戒上違算ナキヲ期セラレタシ。
九月三日十六時三十分:海軍省船橋送信所所長電信発信(独断)。全国で受信。
船橋送信所襲撃ノオソレアリ。至急救援頼ム。騎兵一個小隊応援ニ来ルハズナルモ、未ダ来タラズ。
九月四日八時十分:船橋送信所電信発信。
本所(船橋送信所)襲撃ノ目的ヲ以テ襲来セル不逞団接近、騎兵二十、青年団、消防隊等ニテ警戒中、右ノ兵員ニテハ到底防御不可能ニ付約百五十ノ歩兵ノ急派取計イ度ク、当方面ノ陸軍ニハ右以上出兵ノ余力ナシ。
被害者数は調査主体でまちまちであるが
内務省警保局調査では、「朝鮮人死亡233人・重軽傷43名、中国人3人、朝鮮人と誤解され殺害された日本人59名、重軽傷43名であった。また警察は、朝鮮人・中国人・琉球人を襲撃した日本人を逮捕している。殺人・殺人未遂・傷害致死・傷害の4つの罪名で起訴された日本人は362名」一方、迫害の標的にされた当の朝鮮人の犯罪は、殺人2名、放火3件、強盗6件、強姦3件。
ただし、虐殺の犠牲となった朝鮮人死亡者については、「犯罪行為に因り殺傷せられたるものにして明確に認め得べきもの」に限定されている。政府による調査『現代史史料6』、426頁以降)
この他に、自警団による虐殺や地震被災での死亡者も大勢いるだろうがね。
吉野作造調査では2,711人
独立新聞調査では6,415人
なお、朝鮮人犠牲者をもっとも多く出した神奈川県下でも、自ら4合ビンに入れられた井戸水を飲み干して見せ、「朝鮮人が井戸に毒を入れたというのはデマである」と、自警団を追い返し、朝鮮人49人を保護した川崎警察署長・太田芿太郎警部という立派な人もいた。
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