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カズニ州のカレーズ(地下水道)

投稿者: k_g_y_7_naoko 投稿日時: 2007/07/27 20:32 投稿番号: [61614 / 230347]
投稿者:直子

どこかにこんな解説がありました:

>   ヘリコプターは、軍事基地にもなっているカブール空港とガズニ空港間を結ぶ軍事用の定期便のようだった。訓練を終えてガズニに帰るアフガン兵十数人と一緒だった。かれらは、手に手にボストンバッグやカバンを持っていた。かなり長期の訓練あけのようだった。カズニまではヘリコプターで40〜50分、距離にして百数十キ回メートルである。ヘリコプターはカブール―カズニ間をつなぐ舗装道路上空約300メートルを南下した。地表との高度差があまりないので、搭乗機の真下に展開するガズニ渓谷の様子が手に取るように見てとれた。山は完全な岩山で赤黒い地肌をみせて累々と続いていた。川はなかった。ただ、山の斜面には、雪融け水の急流が作ったと思える無数の侵蝕跡が走っていた。典型的な水無川=ワジである。山岳部と山岳部の間の細長い平地は一面の畑である。畑や山の麓に、土壁で囲まれた家屋数十戸からなる集落が点在していた。よくみると、あちこちの山裾から集落に向けて小さなクレーターが鎖状に連なって長い(数キロメートルはありそうな)列をつくっていた。横穴式の井戸=カレーズである。カレーズとは、地表から数十メートルおきに縦穴を掘り、そのあと各穴の底から水平に横穴を掘り、その横穴を必要な長さだけつなげたトンネルである。このトンネルをつかって、山裾の高水位の地下水を水源にして平地まで水を引く。カレーズの終点が水の流出口となり、ここに集落ができ、ここから用水路で畑に水を引く。集落や用水路の周囲には水の蒸発を防ぐためにポプラが植樹されている。人口のオアシスである。カレーズは、中東を中心にアフリカやアジアにおける乾燥地帯において紀元前の時代に開発された水利技術である。ガズニ渓谷の場合、カレーズがなければ、現在の畑は耕作不可能な荒れ地でしかない。だから、アフガニスタンにおいては、土地所有者つまり地主とともにカレーズの所有者つまり水主なる階級の存在がある。カレーズを持たない地主は、水代を水主に払わねばならない。土地を持たぬまったくの小作は、地代とあわせて水代も払わねばならない。布告8号は、カレーズなど水利・灌漉施設の私有を禁じている。<
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