日本と韓国の議論の広場

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

鄭 大均さん「日本のイメージ」(コピペ)

投稿者: jyoui 投稿日時: 2004/03/16 11:52 投稿番号: [5090 / 230347]
『日本(イルボン)のイメージ   韓国人の日本観』

中公新書、1998.10

2002年ワールドカップで、日本がトルコに負けたとき、韓国人は大喜びだった。それをテレビで見たわたしたちは、日韓共催の友好ムードに冷や水を浴びせられた気がした。
それまで日本人は、共催国である韓国を応援していた。なのに、韓国は日本の負けをこれほど望んでいたのかと、わたしたちは驚き、失望した。

これは、韓国人の日本人に対する敵意をまざまざと見せつけられるできごとだった。やっぱ、そうなんだ、って。

しかし、である。

韓国旅行なんかして、こちらがたどたどしいながらも覚えたての韓国語を話そうとし、韓国式上下関係のマナーを守っていれば、敵意はおろか、笑顔と厚意をもって迎えられる。日本で日本人が外国人に冷たいのとは、大ちがいのホスピタリティーである。

韓国人の日本人に対する、敵意と好意。では、はたしてどっちがホントなんだろう。

「どっちかなんて、一般化し過ぎだろッ」というのが本書の議論のスターティングポイントだ。

韓国人は歴史教育によって日本を憎んでいる。しかしその一方で、隣国日本との関係を必要ともしている。関係の中で好意的な感情もおこる。そのため、「愛憎」両面の感情が溶け合うことなく、まだらに広がっている。

その両面が現れる場面それぞれを、著者は、ひとつひとつ、世代差や、韓国政治史と関連づけることで解釈してゆく。

また、鄭センセイは、韓国人の日本に対する複雑な感情を、韓国人自身の(国家的な、あるいは個人的な)アイデンティティづくりの問題として論じてゆく。

鄭センセイが特徴的なのは、安易に反日機運をもり立てようとする韓国人に手厳しいのと同時に、返す刀で、安易に反日的論調に同調する「進歩派的」日本人も斬りつける、その手厳しさである。

つまり、韓国人も日本人も、隣国について考えるときには、常套句やマンネリズムに流されるな、そして、自己を懐疑しつづけよと要求しているのだ。

そんな本書を読んで、オルテガの一節を思い出した。

「なんらかの問題を前にして、自分の頭に簡単に浮かんだことで満足する者は、知的にみて大衆である。その反対に、苦もなく自分の頭のなかに見いだせるものは尊重せず、いまだに自分よりも上にあり、そこに達するには新たな背伸びを要することだけを自らにふさわしいものとして受け入れる者は、高貴な人間である」
(オルテガ(桑名一博訳)『大衆の反逆』白水社、1991年、108頁)

自己懐疑の精神のないヤツには手厳しい鄭センセイだが、逆に、懐疑の精神から自己葛藤や自嘲に陥る者にはやさしい。いいかえれば、なんとか「背伸び」しようと苦しむ者には同情的だ。

そして、そうした葛藤の苦しみの根本原因が、「国家や民族を単位にして世界を序列的・競争的に眺める方法」にあるといい、ナショナリズムの抑制を訴える。

それは韓国人に語られているかのようだが、まぎれもなく日本人にもあてはまる指摘なのである。

http://home.att.ne.jp/apple/tamaco/2003/20030823Irubonno.html
-------------------------------------------------------------------------------- -
なにか嫌韓、反嫌韓ともに考えさせられないですか。
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)