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韓国らしさ

投稿者: aqvv2006 投稿日時: 2006/11/16 17:18 投稿番号: [42032 / 230347]
【萬物相】相次ぐ盗難被害に頭抱える無人販売所

  昔、ある国の王が大きな祭りを催すことにした。そして臣下たちに「食べ物は用意するから、ワインを1本ずつ持って来なさい」と命じた。

  当日、臣下たちは大きな瓶ににワインを詰めて持ってきた。王はその中の1杯を飲み干すと、真っ赤になって怒った。それはワインではなくただの水だったのだ。臣下たちは皆、自分1人くらい酒の代わりに水を持っていってもバレないだろうと考えていたのだった。

  支払いも釣り銭の計算も客の良心に任せてきた全羅南道長城郡北下面新村の村会館が運営する無人販売所「良心の店」に監視カメラが設置された。

  この店が有名になり外部からの客が増えるとともに、盗難にあうようになったからだ。代金入れが盗まれたこともこれまでに10回ほどあったという。

  しかしこうした盗難による1カ月の被害額が100万ウォン(約12万5000円)以上に達したため、店を運営してきた村の里長が仕方なく監視カメラを設置することにしたのだ。

  良心とは、事の是非や善悪を区別する内面的な基準だ。われわれは常にその良心と駆け引きしながら生活している。そして不正な行為を犯してでも利益を得たいという利己心と、不正を恥とする内面的な感情との間に葛藤(かっとう)を経験する。

  良心を何ものにも代え難いものと考える人もいれば、建前だけで軽く考える人もいる。問題は、社会全体の良心が麻痺してしまえば、良心をとがめる行為をしても、自責の念に駆られなくなるという点だ。

  募金入れのそばに、人の形をしたロボットを設置したところ、募金の額が30%ほど増えたという研究報告がある。募金をした人がロボットの視線を意識したことになる。

  英国ニューキャッスル大の教職員食堂では、コーヒー代金の支払いを各自に委ねている。ある心理学者がその食堂の支払い箱のメニューに人の目の写真を貼った場合と、花の絵を飾って置いた場合とを比較してみた。すると、目の写真を貼っておいた場合には、集金額が2.8倍も増えたという。

  長城郡の無人販売所「良心の店」には生徒たちが体験学習を兼ねて見学に訪れたこともある。またPOSCO(旧浦項製鉄)は「良心の店」を題材にした公益コマーシャルを製作した。韓国社会にそうした場所があることを誰もがうれしく思っていたのだ。

  監視カメラを設置すれば、盗難は減るだろう。しかし誰かに監視されなければ適切に振る舞えないのだとしたら、それはもはや良心によるものとは言えない。他人の視線を意識したからではなく、自分の内面の葛藤を経て行われた行為こそ、真に良心に基づく行為だ。

  1日も早く長城郡の「良心の店」から監視カメラを撤去できる日が来ることを願う。

ハン・サムヒ論説委員

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/11/15/20061115000065.html

カメラは無くならずに、増えていくような気がします。
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