獣道が道路だった朝鮮併合前
投稿者: nyankotyanndamon 投稿日時: 2012/05/13 16:34 投稿番号: [213521 / 230347]
シャルル・ダレ
315ー316頁
「道路は理論的には少なくとも3等級に分けられています。私が王の道と翻訳した第1級の道路は、普通4人が並ぶに十分な広さです。地方には車両がないので、歩行者と乗馬者には丁度ふさわしい広さです。……しばしば大きな石や岩塊によって道路が3/4に減っていたり、雨によって道の一部が流されたりしています。勿論誰もそのような不都合を修復しようとする者はいません。……主要な道路としてはソウルから中国の国境に到るものがあります。もう一つ長さは8リューしかありませんが、かなり立派なものに宮廷から王陵に通じるものがあります。
2級道路について言えば、その状態と道幅、それに交通の便利さは日ごとに変化します。悪い小径としか見えなくても「これもまた大路ですか」と聞くと、人々はきっぱり「そうです」と答えます。……
しかし3等道路については何と言ったらいいでしょう。その広さはせいぜい30センチで、道案内人の聡明さの如何によって見えたり見えなかったりするし、水田を横切るときはしばしば道は冠水しており、山中では絶壁に肌が触れるのです。
橋について私は2種類のものを知っています。一つは小川の所々に大きな石を投げ込んで作ったものです。これが最も一般的なものです。もう一つの種類は、川に杭を打ち込んで作ったものです。これは上に板のようなものをかぶせて土でおおってあり、しばしば穴があいているが、それでも橋の形をしています。夏にはよくあることですが、水かさが増すと川の氾濫によって、すべての橋は流されるか水に漬かるかしてしまいます。……最後にソウルには石橋が一つありますが、壮麗なもので、おそらくこの国の逸品の一つでしょう。少しでも大きな川は舟で横切ります。」
イザベラ・バード 元山(うぉんさん)への幹線道路にて 169ー170頁
「道はともかく悪い。人口の道は少なく、あっても夏には土埃が厚くて、冬にはぬかるみ、ならしてない場合はでこぼこの地面と、突き出た岩の上をわだちが通っている。道と言っても獣や人間の通行でどうやら識別可能な程度についた通路に過ぎない。橋のかかっていない川も多く、橋の大半は通行部分が木の小枝と芝土だけで出来ており、7月始めの雨で流されてしまう。そして10月半ばまで修復されない。地方によっては川にさしかかったら浅瀬を渡るか、渡し船に乗るかしなければならず、これには必ず危険と遅れが伴う。首都に中心をおく6大道路ですら、橋は普通渡る前にまず馬や人間の重量に耐えられるかどうかを馬夫が確かめるほど、もろい状態であることが多い。山間部では、道とはおおかたが渓流の河床に丸石をばらまいたもの以外の何者でもなく、最良の場合でも冬場のソウル・済物浦間のように、ぬかるみの深さが1フィートから3フィートに及ぶ湿地帯がある。こういったいまわしい乗馬道は、私も廣くたどったが朝鮮の発展の大きな障害の一つである。その内最悪なのはソウルから元山に至る幹線道路の山間部分で、………」
「道路は理論的には少なくとも3等級に分けられています。私が王の道と翻訳した第1級の道路は、普通4人が並ぶに十分な広さです。地方には車両がないので、歩行者と乗馬者には丁度ふさわしい広さです。……しばしば大きな石や岩塊によって道路が3/4に減っていたり、雨によって道の一部が流されたりしています。勿論誰もそのような不都合を修復しようとする者はいません。……主要な道路としてはソウルから中国の国境に到るものがあります。もう一つ長さは8リューしかありませんが、かなり立派なものに宮廷から王陵に通じるものがあります。
2級道路について言えば、その状態と道幅、それに交通の便利さは日ごとに変化します。悪い小径としか見えなくても「これもまた大路ですか」と聞くと、人々はきっぱり「そうです」と答えます。……
しかし3等道路については何と言ったらいいでしょう。その広さはせいぜい30センチで、道案内人の聡明さの如何によって見えたり見えなかったりするし、水田を横切るときはしばしば道は冠水しており、山中では絶壁に肌が触れるのです。
橋について私は2種類のものを知っています。一つは小川の所々に大きな石を投げ込んで作ったものです。これが最も一般的なものです。もう一つの種類は、川に杭を打ち込んで作ったものです。これは上に板のようなものをかぶせて土でおおってあり、しばしば穴があいているが、それでも橋の形をしています。夏にはよくあることですが、水かさが増すと川の氾濫によって、すべての橋は流されるか水に漬かるかしてしまいます。……最後にソウルには石橋が一つありますが、壮麗なもので、おそらくこの国の逸品の一つでしょう。少しでも大きな川は舟で横切ります。」
イザベラ・バード 元山(うぉんさん)への幹線道路にて 169ー170頁
「道はともかく悪い。人口の道は少なく、あっても夏には土埃が厚くて、冬にはぬかるみ、ならしてない場合はでこぼこの地面と、突き出た岩の上をわだちが通っている。道と言っても獣や人間の通行でどうやら識別可能な程度についた通路に過ぎない。橋のかかっていない川も多く、橋の大半は通行部分が木の小枝と芝土だけで出来ており、7月始めの雨で流されてしまう。そして10月半ばまで修復されない。地方によっては川にさしかかったら浅瀬を渡るか、渡し船に乗るかしなければならず、これには必ず危険と遅れが伴う。首都に中心をおく6大道路ですら、橋は普通渡る前にまず馬や人間の重量に耐えられるかどうかを馬夫が確かめるほど、もろい状態であることが多い。山間部では、道とはおおかたが渓流の河床に丸石をばらまいたもの以外の何者でもなく、最良の場合でも冬場のソウル・済物浦間のように、ぬかるみの深さが1フィートから3フィートに及ぶ湿地帯がある。こういったいまわしい乗馬道は、私も廣くたどったが朝鮮の発展の大きな障害の一つである。その内最悪なのはソウルから元山に至る幹線道路の山間部分で、………」
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