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エルグさんへ:漢詩クイズ解答編

投稿者: qapla_jup 投稿日時: 2008/09/21 23:52 投稿番号: [118184 / 230347]
  では24時間経ちましたので、№118016の解答編、行ってみましょう。
  下の詩は、朝鮮の有名な女流詩人にして妓生の、黄真伊(ファン=ジニ)の作
『朴淵』です。自由奔放に生きた才媛で、下敷きに中国の詩仙   李白の詩
(私の下手な漢詩の元ネタもそう)を使っています。

一派長川噴叡■    一筋の遠くから流れてくる川が、巨石に到り噴きあがる
龍湫百仭水■■    瀑布は百仭の高さに及び、水音が轟々と響く
飛泉倒瀉疑銀漢    勢いよく落ちるそのさまはまるで天の川が落ちてくるか
             の様だ
怒瀑横垂宛白虹    猛々しく落ちる滝の脇には霧と虹が浮かび
雹乱霆馳弥洞府    雹(ひょう)か雷雨かと見紛うばかりの大量の水しぶき
             が滝壺に降り注ぎ
珠春玉砕徹青空    (水)玉が砕かれ春の青空へと散っていく
遊人莫道廬山勝    旅人よ、(中国の)廬山が天下の名勝と決めつけること
             なかれ
須識天磨冠海東    わが国に名山   天磨山ありと識るべし
                              (以上意訳)

…奥さん(みのもんた風に)、美しい情景じゃないですか。
雄大な滝の描写、李白の『望廬山瀑布』(“日照香炉生紫煙   遥看瀑布挂長川
飛流直下三千尺   疑是銀河落九天”)を下敷きに、眼前の滝(開城の朴淵滝)を
見やりながら、中国の名山   廬山を引き合いに出しつつ、自国山河の美しさを
誇る…実に風流。詠んだのが女性、しかも男性と旅行中の詩であると分かると、
作者の教養の高さもさることながら、李白の男性的でオーバーな表現に対抗して
いるのが何とも可愛らしい。因みに一行目の最後の字“■”(龍の下に石)は
「ロウ」と読み、「すりうす」の事で、最終行の天磨(山)の“磨”くの
字にかかっています。
  漢詩は守備範囲外ですが、原文の韻が理解出来なくても、読み下し文と
字面で、ある程度は理解出来る…しかも当の韓国の方より(笑)

  ファン=ジニのドラマは本日NHK-BSでつい先ほど最終回が放映(未見)、
10月からは総合テレビで放映、おまけに9月末には同名の映画もあるらしい
ですから、ネタとしてもタイムリーだったのですが…エルグさん、俳句で
豊かな日本文化に憧れてる場合じゃないって(苦笑)
ハングルを使っていなくても、作者の心は自国の風土への愛に満ちているん
ですから。保存は漢字を解する在日さんの務めですよ?

  因みに№118004で披露した、私の駄作の解説。

   床前看残日(チュアンチエンカンツァンリー)
   疑是兆長季(イーシーヂャオチャンジー)
   挙頭望山渓(ジゥトウワンシャンリー)
   低頭思韓日(ディートウスーハンリー)

   ベッドに差し込む長い日を見て
   来る長い冬の前触れかと疑う
   (東の)フィヨルド山脈の山並みに目をやり
   頭を垂れ(山の向こうはるか彼方の)韓日2つの故郷を思う

でした。エルグさんの「設定」に合わせて、何の悪意もない詩なのでした(笑)
一応北京語で、露骨に韻を踏んでみました。勿論北欧の夏の日の長さと、
エルグさんの心に四六時中住み着いている日本への執着をかけています。
  因みに元ネタは李白の『静夜思』、望郷の歌です。

  無理やり季語を入れた俳句モドキの川柳ではなく、幾重にも趣向を凝らした
風流な詩をひねって下さいませ。

  では再見。加油!
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