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>Sadatajpさん toraneko_yhさん

投稿者: toraneko_yh 投稿日時: 2005/07/17 18:26 投稿番号: [10160 / 230347]
chankoro_kiraiさんが何をさしてらっしゃるのか明確には分らないのですが、

反乱部隊に天皇が激怒されて、「朕自ら近衛師団を率い、これが鎮定に当たらん、馬を引け」とおっしゃったことを指しているのか、軍法会議で多数の軍人が死刑になったことを指しているのか...

でもいずれにせよ2・26事件は明確な法規違反です。内大臣ら政府首脳、つまり天皇陛下の重臣を反乱軍が襲撃して殺害したのですから。
  法にのっとって当然鎮圧すべき陸軍がクーデター派の権力奪取を期待してなかなか鎮圧しなかったことに天皇が激怒されたのは当然でしょう。
  このような明確な国家秩序転覆の企てに軍が鎮圧に出るのは当然の法的義務であって、天皇の裁可は関係ありません。陸軍の方が法に反して義務を怠っていたのです。
  事実海軍は2.26事件で速やかに横須賀の艦隊を東京湾に出動させ、国会議事堂に照準を定めてましたから、このまま陸軍が鎮圧の義務を果たさなかったら、陸海軍が相戦うことになっていたでしょう。

  また軍法会議であれ、通常の裁判であれ、天皇の名において裁判はされていましたが、それは形式上のことで、帝国政府は近代国家として当然権力分立の統治機構に則って運営されており、天皇自ら裁判に介入することなど有り得ません。
  裁可などこの場面では関係ないのです。

  よって、2・26事件の時、天皇が何らかの「裁可」をされ、専断的権力を行使したという、chankoro_kiraiさんが主張されるような事実は存在しません。

  立憲政治はそもそもそのような事態を予定していません。旧憲法下の独立命令や緊急勅令は天皇大権の直接的表れですが、それを専断的に天皇自ら行使したことは一回もありません。そのようなことは憲法や法律が定める機関、例えば枢密院や内閣の権能に従い方針がきまり、天皇に奏上されますが、これはまさに報告するだけであり、天皇はそのまま裁可すべきこととされています。
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