世田谷家族惨殺事件、2
投稿者: uyokujanaimon 投稿日時: 2005/07/30 14:24 投稿番号: [90724 / 196466]
ドアノブの指紋
本題に入る前にまず、このアパートに大阪府警が辿り着いた過程から説明しなければなるまい。
昨年12月26日、大阪市北区兎我野町のビジネスホテルの一室に呼び出された風俗嬢(35)=当時=が両手両足を粘着テープで縛られた上、惨殺される事件があった。
中国人二人組に首筋を何度も包丁で突かれて脅され、キャッシュカードの暗証番号を聞かれたこの風俗嬢は、それでもデタラメの番号しか教えなかった。
二人組の一人が銀行に行き、現金を下ろそうとしたが、暗証番号が違っていたため、現金が下ろせない。逆上した男はすぐに部屋に残って監視していたもう一人の男に連絡。
男は縛り上げたままの風俗嬢をメック刺しにして殺害、逃走するのである。
人間性のかけらもない極悪非道な犯罪だが、この一味はそれから約3週間後の今年1月18日未明、今度は大分県別府市郊外の静かな山あいの町で、これまたとんでもない事件を起こす。
同県山香町の建設会社経営の吉野諭さん(73)宅に、彼らは金めあてで押し入るのだ。
吉野さんは数十回にわたって刺され、殺害される。それは発見された時、包丁が背中から腹にかけて貫通しているという凄惨な殺害方法だった。
吉野さんは少年時代に中国の吉林市で暮らし、現地で親切にされた恩返しがらその後日中交流に尽くし、多くの中国人留学生の身元保証人になっていた。そのため留学生の間では、”日本のお父さん”と慕われていた。
犯人グループの中には吉野さんに身元保証人になってもらっていた中国人も含まれており、この恩人殺しは全国に衝撃を与えることになる。
「犯行グループは、主犯格に中国人の朴哲(21)、そして韓国人の金攻秀(26)、中国人の安達春(23)、張越(23)に19歳の李富春=仮名=という少年を加えた5人。中国人と韓国人が合体して犯行グループを構成しているところが特徴です。彼らは私立別府大学の現役、あるいは元留学生たちですが、主犯格の朴がまず地元の暴力団の下働きをするようになり、そこから留学生仲間にいろいろなヤバイ仕事を斡旋するようになるのです。このうち朴と19歳の李が大阪の風俗嬢殺しの犯人だったのです」
(捜査関係者)
風俗嬢の勤務する風俗店の電話から李の携帯電話の番号が判明。現場の指紋も李のものと一致したことから捜査は急展開する。
キャッシュカードが使われた銀行の防犯ビデオから朴の存在も浮上し、二人の携帯電話を調べたところ、今度は大分の吉野さん殺しの現場付近から携帯電話を発信させていたことも分る。そしてさらに携帯の発信記録から犯人を絞り込んでいくという手法で、遂に李を東京の江戸川区内で逮捕するのである。
そして李の自供で芋ヅル式に犯人グループの名前がわかり、さらには、そのアジトも次々、明らかになっていくのである。
「厳しい取り調べで李の口から、彼らが出入りしていた複数のアジトが明らかになるのです。その一つ一つをつぷした結果、アパートの一つから、世田谷事件の実行犯と極めて度数の近似した指紋が発見された。検出場所はアパートの内側のドアノブでした」(前出・捜査幹部)
通常、指紋の一致は、12ポイントで判断される。つまり人間の指紋は100から120もの特徴を持っているが、その内の12ポイント、すなわち12度数の一致で、指紋の同一性をはかるのである。
「私たちは、それを”度数の近似”と表現しますが、まさにそれが、彼らのアジトから検出されたのです。これは府警内部でも秘匿事項とされていますが、この情報に触れた捜査官たちは、”世田谷事件犯人がなぜ大阪に?”という奇妙な思いにとらわれています」(府警幹部)
大阪・大分の冷酷非情な犯行と、あの世田谷一家惨殺事件が見事にクロスしたのである。
(つづく)
本題に入る前にまず、このアパートに大阪府警が辿り着いた過程から説明しなければなるまい。
昨年12月26日、大阪市北区兎我野町のビジネスホテルの一室に呼び出された風俗嬢(35)=当時=が両手両足を粘着テープで縛られた上、惨殺される事件があった。
中国人二人組に首筋を何度も包丁で突かれて脅され、キャッシュカードの暗証番号を聞かれたこの風俗嬢は、それでもデタラメの番号しか教えなかった。
二人組の一人が銀行に行き、現金を下ろそうとしたが、暗証番号が違っていたため、現金が下ろせない。逆上した男はすぐに部屋に残って監視していたもう一人の男に連絡。
男は縛り上げたままの風俗嬢をメック刺しにして殺害、逃走するのである。
人間性のかけらもない極悪非道な犯罪だが、この一味はそれから約3週間後の今年1月18日未明、今度は大分県別府市郊外の静かな山あいの町で、これまたとんでもない事件を起こす。
同県山香町の建設会社経営の吉野諭さん(73)宅に、彼らは金めあてで押し入るのだ。
吉野さんは数十回にわたって刺され、殺害される。それは発見された時、包丁が背中から腹にかけて貫通しているという凄惨な殺害方法だった。
吉野さんは少年時代に中国の吉林市で暮らし、現地で親切にされた恩返しがらその後日中交流に尽くし、多くの中国人留学生の身元保証人になっていた。そのため留学生の間では、”日本のお父さん”と慕われていた。
犯人グループの中には吉野さんに身元保証人になってもらっていた中国人も含まれており、この恩人殺しは全国に衝撃を与えることになる。
「犯行グループは、主犯格に中国人の朴哲(21)、そして韓国人の金攻秀(26)、中国人の安達春(23)、張越(23)に19歳の李富春=仮名=という少年を加えた5人。中国人と韓国人が合体して犯行グループを構成しているところが特徴です。彼らは私立別府大学の現役、あるいは元留学生たちですが、主犯格の朴がまず地元の暴力団の下働きをするようになり、そこから留学生仲間にいろいろなヤバイ仕事を斡旋するようになるのです。このうち朴と19歳の李が大阪の風俗嬢殺しの犯人だったのです」
(捜査関係者)
風俗嬢の勤務する風俗店の電話から李の携帯電話の番号が判明。現場の指紋も李のものと一致したことから捜査は急展開する。
キャッシュカードが使われた銀行の防犯ビデオから朴の存在も浮上し、二人の携帯電話を調べたところ、今度は大分の吉野さん殺しの現場付近から携帯電話を発信させていたことも分る。そしてさらに携帯の発信記録から犯人を絞り込んでいくという手法で、遂に李を東京の江戸川区内で逮捕するのである。
そして李の自供で芋ヅル式に犯人グループの名前がわかり、さらには、そのアジトも次々、明らかになっていくのである。
「厳しい取り調べで李の口から、彼らが出入りしていた複数のアジトが明らかになるのです。その一つ一つをつぷした結果、アパートの一つから、世田谷事件の実行犯と極めて度数の近似した指紋が発見された。検出場所はアパートの内側のドアノブでした」(前出・捜査幹部)
通常、指紋の一致は、12ポイントで判断される。つまり人間の指紋は100から120もの特徴を持っているが、その内の12ポイント、すなわち12度数の一致で、指紋の同一性をはかるのである。
「私たちは、それを”度数の近似”と表現しますが、まさにそれが、彼らのアジトから検出されたのです。これは府警内部でも秘匿事項とされていますが、この情報に触れた捜査官たちは、”世田谷事件犯人がなぜ大阪に?”という奇妙な思いにとらわれています」(府警幹部)
大阪・大分の冷酷非情な犯行と、あの世田谷一家惨殺事件が見事にクロスしたのである。
(つづく)
これは メッセージ 90722 (uyokujanaimon さん)への返信です.
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