台湾人のアイデンティティー
投稿者: sinaha_sekaino_meiwaku 投稿日時: 2005/07/17 16:13 投稿番号: [89111 / 196466]
台湾の旗と中華民国の旗
作者:西江智彦
日本の新聞やテレビは中華民国政府のことを台湾政府と呼ぶため、日本の報道は 台 湾独立問題が見えにくくなってしまっている。例えば、中華民国の国旗「青天白日満地紅旗」を「台湾の国旗」(国旗と認めない勢力もあるが)と認識してしまうと、 ますます台湾独立問題がわかりにくくなってしまうのである。今回の李登輝氏来日 で、歓迎する人々が振っていた旗の持つ意味を日本のマスコミは分析しようとしなかっ た。なぜ「台湾前総統」を歓迎するのに「台湾の国旗」を振っている人が少数派 だったのか。それを記者たちが理解していたのかどうかも疑問だった。
李登輝氏が来日したとき、歓迎する人々が振っていた旗は、一番多かったのが日 の丸、次に多かったのが台湾同郷会の旗、そして青天白日満地紅旗の順だった。日の 丸が多いのは日本へ来られたことへの歓迎の意だから、台湾独立問題とは特に関連し ない。重要なのは、現在台湾で使用されている「国旗」よりも台湾独立をめざす民進 党の旗のデザインに良く似た「在日台湾同郷会」の旗を振っていた人のほうがはるかに多 かったという点である。
新聞では「大阪では、在日台湾人ら約五十人が、ロビーで台湾島をデザインした小旗を揺らし」(4月23日読売朝刊)という記事があった が、なぜその旗を振っていたのかという分析がなかった。中国国民党出身の前中華民国総統である李登輝氏を出迎えるのに、多くの台湾人が中華民国の「国旗」を振らず、 民進党の旗によく似た「在日台湾同郷会」の旗を振っていた。ここに台湾独立問題の本質 がある。少なくとも、李登輝氏を出迎えに来た大多数の人たちは中華民国よりも台湾 にアイデンティティーを感じているということが言える。さらにこれは暗に李登輝さ んもこっちのほうが好きなはずだという台湾人の暗黙の了解という意味もあったのだ ろう。
中華民国は1912年に大陸で建国され、1945年に台湾を占領し、1949 年に大陸を失い台湾に拠点を移した。台湾に移った中華民国政府は中国人が支配して いた。蒋介石総統は中国人、その息子の蒋經國総統ももちろん中国人である。この蒋 父子を中心とする中国国民党の独裁政治が長い間台湾で続いていた。国民党は中国人 による台湾支配体制を維持するために台湾独立運動を徹底的に弾圧した。しかし、蒋 經國総統の後を継いだ李登輝総統は台湾人だった。李登輝氏は台湾住民のための台湾 を実現するために選挙制度を改革し、刑法を改正して言論の自由を認める改革を推し 進め、台湾の中華民国を優秀な民主国家に成長させた。これらの民主化を実現させた 李登輝前総統は台湾人の英雄なのである。
李登輝氏を歓迎した22日の帝国ホテルでは、「日本万歳!台湾万歳!」「タイ ワンラン万歳!ジップンラン万歳!」「日台友好万歳!」や、どさくさにまぎれて 「台湾独立万歳!」とかいろいろ歓声が鳴り響いていたが、「中華民国万歳!」という歓声は聞こえなかった。李登輝氏の肩書きは前中華民国総統だが、実質は初代台湾総統だったのである。だからこそ、李登輝氏は「中華民国万歳!」ではなく「台湾万 歳!」で、「日華友好万歳!」ではなく「日台友好万歳!」であることに不満を抱く ということはない。これが、台湾人に共通するアイデンティティーなのであろう。
(台湾ファンの会第5号 西江智彦「李登輝氏訪日と台湾人のアイデンティティー」より)
http://taioan.hp.infosee◇k.co.jp/article/20011006.htm
◇はとってあくせす
日本の新聞やテレビは中華民国政府のことを台湾政府と呼ぶため、日本の報道は 台 湾独立問題が見えにくくなってしまっている。例えば、中華民国の国旗「青天白日満地紅旗」を「台湾の国旗」(国旗と認めない勢力もあるが)と認識してしまうと、 ますます台湾独立問題がわかりにくくなってしまうのである。今回の李登輝氏来日 で、歓迎する人々が振っていた旗の持つ意味を日本のマスコミは分析しようとしなかっ た。なぜ「台湾前総統」を歓迎するのに「台湾の国旗」を振っている人が少数派 だったのか。それを記者たちが理解していたのかどうかも疑問だった。
李登輝氏が来日したとき、歓迎する人々が振っていた旗は、一番多かったのが日 の丸、次に多かったのが台湾同郷会の旗、そして青天白日満地紅旗の順だった。日の 丸が多いのは日本へ来られたことへの歓迎の意だから、台湾独立問題とは特に関連し ない。重要なのは、現在台湾で使用されている「国旗」よりも台湾独立をめざす民進 党の旗のデザインに良く似た「在日台湾同郷会」の旗を振っていた人のほうがはるかに多 かったという点である。
新聞では「大阪では、在日台湾人ら約五十人が、ロビーで台湾島をデザインした小旗を揺らし」(4月23日読売朝刊)という記事があった が、なぜその旗を振っていたのかという分析がなかった。中国国民党出身の前中華民国総統である李登輝氏を出迎えるのに、多くの台湾人が中華民国の「国旗」を振らず、 民進党の旗によく似た「在日台湾同郷会」の旗を振っていた。ここに台湾独立問題の本質 がある。少なくとも、李登輝氏を出迎えに来た大多数の人たちは中華民国よりも台湾 にアイデンティティーを感じているということが言える。さらにこれは暗に李登輝さ んもこっちのほうが好きなはずだという台湾人の暗黙の了解という意味もあったのだ ろう。
中華民国は1912年に大陸で建国され、1945年に台湾を占領し、1949 年に大陸を失い台湾に拠点を移した。台湾に移った中華民国政府は中国人が支配して いた。蒋介石総統は中国人、その息子の蒋經國総統ももちろん中国人である。この蒋 父子を中心とする中国国民党の独裁政治が長い間台湾で続いていた。国民党は中国人 による台湾支配体制を維持するために台湾独立運動を徹底的に弾圧した。しかし、蒋 經國総統の後を継いだ李登輝総統は台湾人だった。李登輝氏は台湾住民のための台湾 を実現するために選挙制度を改革し、刑法を改正して言論の自由を認める改革を推し 進め、台湾の中華民国を優秀な民主国家に成長させた。これらの民主化を実現させた 李登輝前総統は台湾人の英雄なのである。
李登輝氏を歓迎した22日の帝国ホテルでは、「日本万歳!台湾万歳!」「タイ ワンラン万歳!ジップンラン万歳!」「日台友好万歳!」や、どさくさにまぎれて 「台湾独立万歳!」とかいろいろ歓声が鳴り響いていたが、「中華民国万歳!」という歓声は聞こえなかった。李登輝氏の肩書きは前中華民国総統だが、実質は初代台湾総統だったのである。だからこそ、李登輝氏は「中華民国万歳!」ではなく「台湾万 歳!」で、「日華友好万歳!」ではなく「日台友好万歳!」であることに不満を抱く ということはない。これが、台湾人に共通するアイデンティティーなのであろう。
(台湾ファンの会第5号 西江智彦「李登輝氏訪日と台湾人のアイデンティティー」より)
http://taioan.hp.infosee◇k.co.jp/article/20011006.htm
◇はとってあくせす
これは メッセージ 89088 (attoko12345 さん)への返信です.
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