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アメリカの真意

投稿者: nmwgip 投稿日時: 2005/07/13 22:51 投稿番号: [88489 / 196466]
  自虐的と言いますか悲観的と言いますか、物事を悪い方へ悪い方へ考えられる方が多いように見受けられます。
  まずアメリカがG4枠組に反対した理由を読売新聞の報道から引用してみましょう。

(読売新聞) - 7月13日12時43分
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  決議案に反対する理由は〈1〉幅広い支持を得ていない状況で採決に動けば、国連の分裂につながる〈2〉米上院は、安保理拡大が広範な国連改革の一環として行われることを求めている〈3〉新常任理事国の基準を設けるべきだ〈4〉拡大は安保理が非効率的にならない範囲にすべきだ――を挙げた。日本の常任理事国入りには改めて支持を表明した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050713-00000003-yom-int

  これだけを読むと、一見、何も具体的な理由は挙げていないように見えます。
  しかしこれまで態度を明確にすることを避けてきた米国が、今回G4の枠組に反対することを明らかにしながら、わざわざ日本の常任理事国入りに改めて支持を表明したことを考え合わせれば、その真意は明らかであるような気がします。
  アメリカはブラジルを常任理事国にしたくないのです。
  アメリカがG4の枠組に反対しているのは、国内ユダヤ団体に配慮し、ドイツの常任理事国入りに反対しているからだ、という意見もありますし、EUの発言力が増大するのを防ぐ為にアメリカはドイツの常任理事国入りに反対しているという意見もあります。これらの分析には一定の根拠があると私も思いますが、真の標的はブラジルだと思います。
  南北アメリカにおいて唯一の大国として支配力を維持する為には、ブラジルに常任理事国の席を与えるのはアメリカにとって不都合なのです。
  これは中国が日本の常任理事国入りに反対し、パキスタンがインドの常任理事国入りに反対し、イタリアがドイツの常任理事国入りに反対しているのと同じ構図です。
  ただアメリカは国連のリーダーであり唯一の超大国としての立場から、特定の国の常任理事国入りに反対を表明することができません。それでG4の枠組は反対、という言い方になっているのだと考えます。

  今回G4の枠組によって日本が常任理事国入りすることは、おそらく不可能でしょう。
  しかし、それを悲観する必要も惜しむ必要も全くありません。
  元々日本にとってのベストシナリオは、中韓以外の国々から広く常任理事国入りの支持を集め、この反日二国だけの反対によって、国連で国力に相応しい責任ある地位に着くことができなかった、と世界に示すことでした。
  それによって、世界で孤立しているのはむしろ中韓二国であるというプレッシャーを掛けることができますし、国連分担金論議にこの二国を引きずり込むこともできます。
  日本が常任理事国として責任を果たすことに異を唱えた中国は、常任理事国として相応しい分担金を負担すべきだと主張する一方、日本は常任理事国として認められなかったのだから現在の分担金は過大であると主張できます。
  韓国についても、日本がより大きな役割を果たすことに反対するなら、まず自分が国連加盟国としての義務を果たすべきだと主張できるでしょう。
  そして中韓二国だけの反対で常任理事国入りできなかったという事実は、次回の国連改革論議で再度日本が常任理事国に立候補したとき、この二国を牽制する事実となります。
  今、日本が為すべきことは、中国と韓国を無視して、この反日二国以外の支持を口約束でもいいから取り付けることです。
  その一方でG4の枠組を崩さず、国連決議においては日本の常任理事国入りが否決されたのではなく、あくまでG4の枠組が否決されたのだという格好を作っておくことです。

  アメリカの真意を読み違えて、常任理事国入りの運動を放棄することが最悪のシナリオです。
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