資料を提示>桜花って
投稿者: apoxy7 投稿日時: 2005/05/12 13:45 投稿番号: [77072 / 196466]
歴史群像2003.12長沼武治
広義での神雷部の戦死者総数は829名。うち桜花による特別攻撃を担当する神雷桜花部隊の戦死者数は430名。更にその内訳を詳しく見ると、
・桜花隊 55名
・陸攻隊 365名
・戦闘機隊 10名
単純に計算すると陸攻隊の戦死者数は桜花隊の約7倍近く。一式陸攻は7名乗りだから、この数字の意味することは明白である。
つまり、一度基地を飛び立った一式陸攻の乗組員は桜花もろとも生きては帰れぬ運命を覚悟するしかなかった。
重すぎた「一式ライター」
「・・・・・そうこうするうちに、前方の白い雲の上に黒いゴマ粒のような機影がパッパッパッと浮かぶのが見えました。もちろん相当な距離がありますから、機影が敵機なのか友軍機なのかまだ分かりません。
でも、わかったときにはもう遅いんです。すぐに回避行動に移り、雲の中に姿を隠しました」
長沼が確信を持ってそう言いきってしまうほど、桜花を吊った一式陸攻の回避能力はお粗末きわまりないものだった。
「すべてにおいて動作が緩慢なのです。たとえば危険を感じて高度を上げようと思うでしょ。
でも桜花を吊った一式陸攻は、1メートル上昇するのに一秒位かかります。つまり、わずか三○○メートル上昇するのだって、五分くらいかかってしまう。
それより早く上昇しようと焦って速度を上げるとストールしてしまいます。だから、100ノット(時速約150キロ)を切らないぐらいの低速度で高度を上げていかなきゃならず、非常にまだるっこしいのを我慢しなくちゃいけません。
・・・・・・
訓練のときには、陸攻の胴体の両脇にロケットを備えつけた訓練用機も用意されていました。離陸がうまくいかなかったときは、このロケットを噴射させてその推力で上昇しろというわけです。
でも怖くて使えないですよ、そんなもの。ロケットが噴射するのはわずか三秒くらいのものです。
上手く同時に噴射すれば良いですけど、少しでも左右の発火タイミングがずれたら、あっという間にきりもみ状態ですからね。使う勇気のある奴はいませんでした。でもそんなロケットを用意しないといけないと考えられるほど、桜花を吊った一式陸行は重い飛行機だったんです。」
広義での神雷部の戦死者総数は829名。うち桜花による特別攻撃を担当する神雷桜花部隊の戦死者数は430名。更にその内訳を詳しく見ると、
・桜花隊 55名
・陸攻隊 365名
・戦闘機隊 10名
単純に計算すると陸攻隊の戦死者数は桜花隊の約7倍近く。一式陸攻は7名乗りだから、この数字の意味することは明白である。
つまり、一度基地を飛び立った一式陸攻の乗組員は桜花もろとも生きては帰れぬ運命を覚悟するしかなかった。
重すぎた「一式ライター」
「・・・・・そうこうするうちに、前方の白い雲の上に黒いゴマ粒のような機影がパッパッパッと浮かぶのが見えました。もちろん相当な距離がありますから、機影が敵機なのか友軍機なのかまだ分かりません。
でも、わかったときにはもう遅いんです。すぐに回避行動に移り、雲の中に姿を隠しました」
長沼が確信を持ってそう言いきってしまうほど、桜花を吊った一式陸攻の回避能力はお粗末きわまりないものだった。
「すべてにおいて動作が緩慢なのです。たとえば危険を感じて高度を上げようと思うでしょ。
でも桜花を吊った一式陸攻は、1メートル上昇するのに一秒位かかります。つまり、わずか三○○メートル上昇するのだって、五分くらいかかってしまう。
それより早く上昇しようと焦って速度を上げるとストールしてしまいます。だから、100ノット(時速約150キロ)を切らないぐらいの低速度で高度を上げていかなきゃならず、非常にまだるっこしいのを我慢しなくちゃいけません。
・・・・・・
訓練のときには、陸攻の胴体の両脇にロケットを備えつけた訓練用機も用意されていました。離陸がうまくいかなかったときは、このロケットを噴射させてその推力で上昇しろというわけです。
でも怖くて使えないですよ、そんなもの。ロケットが噴射するのはわずか三秒くらいのものです。
上手く同時に噴射すれば良いですけど、少しでも左右の発火タイミングがずれたら、あっという間にきりもみ状態ですからね。使う勇気のある奴はいませんでした。でもそんなロケットを用意しないといけないと考えられるほど、桜花を吊った一式陸行は重い飛行機だったんです。」
これは メッセージ 77023 (unhoo さん)への返信です.
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