昔の人は 頑張ってくれたんだね
投稿者: pichanneko 投稿日時: 2005/04/29 15:32 投稿番号: [73359 / 196466]
4月29日付・編集手帳
日本テレビ系で「ディズニーランド」という番組が始まったのは1958年(昭和33年)である。アニメあり、ドラマ仕立てあり、野生動物の実写あり、多彩なつくりで人気を博した
◆隔週の番組で、プロレス中継と交互に放映されていたのをご記憶の方もあろう。目くるめく映像にうっとりした翌週は、米国人レスラーをなぎ倒す力道山の空手チョップに拍手する
◆米国研究者の能登路雅子さんは「ディズニーランドという聖地」(岩波新書)に書いている。「日本人の子供は一週おきに、アメリカという漠たる存在に対する劣等感と優越感を交互に味わっていた」と
◆憧(あこが)れなしには歩いてゆけない。さりとて他国に憧れるだけではみじめであり、たまには胸も張りたい。隔週放映は番組編成上の偶然であったにしても、復興の道をたどる日本人の、振り子のように揺れる心を映してもいただろう
◆昭和天皇の誕生日である「みどりの日」を「昭和の日」にする祝日法改正案がいま、国会で審議されている。戦前、戦中、戦後、波乱の昭和に人生の山坂を重ね、泣いた日、笑った日を思い出している方もあるに違いない
◆イチローやマツイに米国の観衆が喝采(かっさい)を送り、宮崎アニメがディズニーの牙城(がじょう)をおびやかそうかという時代、「振り子の心」もいつしか、遠い昔話になりつつある。
(2005/4/29/02:05
読売新聞
無断転載禁止)
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/ffccf4x78_1/73359.html