凶暴な旧軍
投稿者: apoxy_07 投稿日時: 2005/04/26 22:14 投稿番号: [71983 / 196466]
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合理性を無視した精神主義による訓練は軍人を死を恐れぬ勇士として育成することにはある程度まで成功したが、合理主義に徹した米英軍と戦闘を交えるにいたって、精神主義の限界がいたるところで露呈することを免れなかった。
軍隊では兵卒というものは一銭五厘でいくらでも補充できる「消耗品」であった。
「動物以上に扱ってもらえる二等兵などというものは、一人もいない。」
抑圧は下に降れば降る程雪達磨のように大きくなって、それより下に委譲することの出来ない最下層にある新兵に集中的にかぶさってくるのを免れなかった。
「兇猛な戦力として飼育された」兵たちが戦闘時の強兵となるばかりでなく、捕虜や現地非戦闘員に対する残虐行為を好んで行う副次的効果を伴うことも不可避であった。
平素抑圧されている心理が人間的合理性を無視した破壊的行動の中に不満を爆発させるのも、自分たちの人権が全く無視されている人たちが自分の実力下に置かれた人権を無視する行動に出るのも、それぞれ必然だったといわなければ成るまい。
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家永三郎-太平洋戦争
これは メッセージ 71976 (yousunwai さん)への返信です.
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