反日デモ、紅対胡の見かた
投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2005/04/24 12:55 投稿番号: [70374 / 196466]
三月の全国人民代表大会(国会に相当)で胡錦濤国家主席が共産党と国家、軍の三権を掌握して一カ月余り。政権基盤はまだ不安定であり、彼は軍と警察を掌握し切れていない。
掌握していないからデモを制圧できず、まさか「武装警察が言うことを聞いてくれません」と言うわけにも行かないので、乱暴狼藉を容認するしかなかった。だから、「日本も深く反省するだろう」という温家宝首相の強硬発言になるのである。
では、誰が軍部を掌握しているのかといえば、それは江沢民に決まっている。彼は引退後、歴史問題を棚上げに近い形にして日中間の政冷経熱を改善しようとする現指導部を苦々しく見ていた。
その怒りが爆発し、インターネットを介して学生や若者を先導。反日デモを仕掛けて胡・温体制に揺さぶりを掛けた。
しかし、胡・温指導部はそんなことを知らなかったので、デモが起きた直後には偶発的/自発的デモと見て、喬宗淮・外務次官に、9日、阿南惟茂中国大使に対して「心からお見舞いと遺憾の意を表明する」と言わせたの
である。
ところが、あにはからんや。このデモは江沢民の意を受けた、体制揺さぶりを意図した文化大革命にも比肩しうるデモだった。つまり、「愛国無罪」と叫ぶデモ隊は江のお墨付きを受けており、警察も彼らの乱暴狼藉を黙認した。それで、事情が一変し、前主席の肝いりのデモは弾圧不可能と悟って、胡・温指導部も反日デモの全面支持に転じたのである。
90年代以来、中国は子供達に愛国教育を施してきたので、「愛国」を振りかざされると警察も制止できないとの言説がまことしやかに流布しているが、それは神話に過ぎない。
天安門事件から得た教訓で中国の政府/共産党は体制批判禁止を徹底教育しており、「愛国無罪」かどうかは当局が決めることであって、デモ隊が決めることではない。
特に、北京、上海等の大都市におけるデモに参加したのは比較的恵まれた生活環境にある学生や若者であり、貧しくて、搾取や公害に悩んだ挙句に暴動に訴えるしかない地方の農民とはわけが違う。ピクニック気分で繰り出した反日デモの連中が「愛国無罪」を叫んでいるということは、彼らが現場の治安担当よりも上部のほうから「乱暴狼藉OK」のお墨付きをもらっているということに他ならない。
この「上(high above)からのお墨付き」を証明する記事がある。それは4月18日の産経新聞朝刊で、次のようにある:
反日デモ自体については、その原因が歴史問題などへの日本の「誤った態度、行動」にあるとの抗弁が成り立つものの、日本の外交公館などへの破壊行為は、中国の国内法でも国際的ルールからも弁解の余地がない。
このため中国の李肇星外相は日本側の追及に備え、毛沢東、周恩来、トウ小平三氏の日中関係を重視する発言を用意し、一貫して日中友好を守るため努力していると力説することで、日本側を牽制した。奇妙なことに、会談の冒頭取材にあたった日中双方の報道陣のうち、中国側だけはこの李外相の発言前に会談場から退去させられた。中国政府が日中友好に努めていることが報道され、反日世論を刺激するのを避けたかったのではないかとの見方が日本側にある。
「奇妙なことに、会談の冒頭取材にあたった日中双方の報道陣のうち、中国側だけはこの李外相の発言前に会談場から退去させられた」理由を産経新聞は「中国政府が日中友好に努めていることが報道され、反日世論を刺激するのを避けたかったのではないか」と見るのであるが、中国政府の管理下にある中国マスコミが政府に都合の悪い報道をするわけがない。
従って、「反日世論を刺激する」との見方は成り立たない。
真の理由は、日中友好を力説する李外相の言葉を中国人記者に聞かれると、それがそのまま high above(=江沢民同志)に伝わるので都合が悪いから彼らを退席させた。そういうことなのである。
会見場に残った日本人記者からの事後の伝聞報道なら、どうにでも誤魔化せるけれど、中国語で話した言葉をそのまま江沢民に伝えられたら、弁解のしようがない。だから、「ご注進!ご注進!」とやりかねない中国人記者達を排除したのである。
どうですか?胡・温指導部の上に重石のようにのしかかる "high above"の存在があることが、これでお分かりでしょう。
日本への怨念を抱く江沢民がこのように隠然たる力を発揮している今、私達に出来ることは余りなく、胡・温体制がこの権力闘争に勝利することを祈るしかない。 Kenzo Yamaoka
掌握していないからデモを制圧できず、まさか「武装警察が言うことを聞いてくれません」と言うわけにも行かないので、乱暴狼藉を容認するしかなかった。だから、「日本も深く反省するだろう」という温家宝首相の強硬発言になるのである。
では、誰が軍部を掌握しているのかといえば、それは江沢民に決まっている。彼は引退後、歴史問題を棚上げに近い形にして日中間の政冷経熱を改善しようとする現指導部を苦々しく見ていた。
その怒りが爆発し、インターネットを介して学生や若者を先導。反日デモを仕掛けて胡・温体制に揺さぶりを掛けた。
しかし、胡・温指導部はそんなことを知らなかったので、デモが起きた直後には偶発的/自発的デモと見て、喬宗淮・外務次官に、9日、阿南惟茂中国大使に対して「心からお見舞いと遺憾の意を表明する」と言わせたの
である。
ところが、あにはからんや。このデモは江沢民の意を受けた、体制揺さぶりを意図した文化大革命にも比肩しうるデモだった。つまり、「愛国無罪」と叫ぶデモ隊は江のお墨付きを受けており、警察も彼らの乱暴狼藉を黙認した。それで、事情が一変し、前主席の肝いりのデモは弾圧不可能と悟って、胡・温指導部も反日デモの全面支持に転じたのである。
90年代以来、中国は子供達に愛国教育を施してきたので、「愛国」を振りかざされると警察も制止できないとの言説がまことしやかに流布しているが、それは神話に過ぎない。
天安門事件から得た教訓で中国の政府/共産党は体制批判禁止を徹底教育しており、「愛国無罪」かどうかは当局が決めることであって、デモ隊が決めることではない。
特に、北京、上海等の大都市におけるデモに参加したのは比較的恵まれた生活環境にある学生や若者であり、貧しくて、搾取や公害に悩んだ挙句に暴動に訴えるしかない地方の農民とはわけが違う。ピクニック気分で繰り出した反日デモの連中が「愛国無罪」を叫んでいるということは、彼らが現場の治安担当よりも上部のほうから「乱暴狼藉OK」のお墨付きをもらっているということに他ならない。
この「上(high above)からのお墨付き」を証明する記事がある。それは4月18日の産経新聞朝刊で、次のようにある:
反日デモ自体については、その原因が歴史問題などへの日本の「誤った態度、行動」にあるとの抗弁が成り立つものの、日本の外交公館などへの破壊行為は、中国の国内法でも国際的ルールからも弁解の余地がない。
このため中国の李肇星外相は日本側の追及に備え、毛沢東、周恩来、トウ小平三氏の日中関係を重視する発言を用意し、一貫して日中友好を守るため努力していると力説することで、日本側を牽制した。奇妙なことに、会談の冒頭取材にあたった日中双方の報道陣のうち、中国側だけはこの李外相の発言前に会談場から退去させられた。中国政府が日中友好に努めていることが報道され、反日世論を刺激するのを避けたかったのではないかとの見方が日本側にある。
「奇妙なことに、会談の冒頭取材にあたった日中双方の報道陣のうち、中国側だけはこの李外相の発言前に会談場から退去させられた」理由を産経新聞は「中国政府が日中友好に努めていることが報道され、反日世論を刺激するのを避けたかったのではないか」と見るのであるが、中国政府の管理下にある中国マスコミが政府に都合の悪い報道をするわけがない。
従って、「反日世論を刺激する」との見方は成り立たない。
真の理由は、日中友好を力説する李外相の言葉を中国人記者に聞かれると、それがそのまま high above(=江沢民同志)に伝わるので都合が悪いから彼らを退席させた。そういうことなのである。
会見場に残った日本人記者からの事後の伝聞報道なら、どうにでも誤魔化せるけれど、中国語で話した言葉をそのまま江沢民に伝えられたら、弁解のしようがない。だから、「ご注進!ご注進!」とやりかねない中国人記者達を排除したのである。
どうですか?胡・温指導部の上に重石のようにのしかかる "high above"の存在があることが、これでお分かりでしょう。
日本への怨念を抱く江沢民がこのように隠然たる力を発揮している今、私達に出来ることは余りなく、胡・温体制がこの権力闘争に勝利することを祈るしかない。 Kenzo Yamaoka
これは メッセージ 70339 (bootakuri さん)への返信です.
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