日中関係

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反・日本軍国主義から反日へ派生

投稿者: wof2000 投稿日時: 2005/04/23 20:12 投稿番号: [69713 / 196466]
>じゃあ聞くけどさ、なぜ中国人は何の罪もない一般国民で
>ある日本人に対して、ペットボトル投げたり、…(以下略)

理由は二つ挙げられます。
まず第一に、日本軍国主義、それを反省しない日本政府への抗議と、日本人という民族への怒りを混同してしまう偏狭なナショナリストがデモ隊の中に紛れ込んでいたということ。デモを呼びかけたある団体がこのような暴力行為を反省していることから言っても、これはデモ本来の趣旨から逸脱した行為です。

第二に、本来、反・日本軍国主義であったものが、それを擁護しているように見える日本政府・国民への反発にまで派生したこと。これには少し説明が必要でしょう。

アメリカや中国などの連合国は、戦争に敗れた日本に対して「すべては軍国主義者(軍部)の責任、一般国民は被害者」というフィクションを用意してくれました。そのような"軍部悪玉論(≒国民無罪論)"は、日本の一般国民に対する善意からと言うだけではなく、冷徹な国際政治からも生み出されたフィクションですが、ともかくも日本の天皇・官僚・一般国民を実質的に免責するものであったことは確かです。多くの日本人は、自分たちも戦争に賛同・加担していた事実に目を塞ぎ、「すべては軍部などの軍国主義が悪い」というフィクションを受け入れ、軍国主義への反省の上に、平和国家・日本を作り上げました。

被害国である中国も、そのようなフィクションによって、国民の間に厳然と存在していた一般の日本国民への復讐心を押さえ込み、日中友好へと舵をとり、国交を正常化したのです。

しかし、このような不完全な形での反省のみで、国民一人一人が真の意味での自己反省を経ていなかった日本では、連合国の抑えや敗戦の苦痛が薄れるに従って、軍国主義時代の行為についての自己正当化が台頭し始めます。靖国神社への「A級戦犯」合祀はその象徴的な例です。そのような保守反動的な思想は、それまでアングラ的にしか存在を許されなかったものですが、支援団体の地道な努力、不快な事実を直視する峻厳さの欠如、長引く不況での若年層の閉塞感、などに助けられ、日本に跋扈してしまいました。

中国の国民は、そのような日本の世論の変化を敏感に感じ取り、"日本軍部悪玉論"が、実はフィクションであり、結局、日本の一般国民も侵略戦争に加担し、そのことを反省していなかったのではないか、と疑い始めています。そのような疑念が、過去の日本軍国主義への批判にとどまらず、現在の日本政府・日本国民に対する反発に派生していったのだ、ということです。

これについては「中国の愛国教育が原因である」とも言えますが、主な原因は、(敗戦によって否定されたはずの)日本軍国主義の正当化を試みる保守反動勢力にあることは疑問の無い事実でしょう。
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