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中国政府とデモ隊との「間合い」

投稿者: wof2000 投稿日時: 2005/04/17 18:39 投稿番号: [59535 / 196466]
反日デモの背景について、両極端の味方がありますね。一方は「官製デモ」であるといい、もう一方は「反政府デモ」の可能性があるという。どっちも違うでしょう。

共産党には、都市部の青年層を大々的に動員するほどの強制力はありません。デモ隊は、ネット上の愛国運動が、広範囲な支持を得て実体化した自然発生的な国民運動と見るのが妥当でしょう。
また、それらを主導する中国の若手インテリたちは、安易に反政府活動にはしるほど政治に対してナイーブではありません。

中国政府とデモ隊は、お互いの"間合い"を探りながら、行動しているようです。「愛国無罪」というスローガンも、単に"反日は無罪である"という意味ではなく、"中国という国家を愛するが故のデモであり、それは逮捕されるような罪ではない"というような、反政府活動であることを否定するexcuse(弁明)であると解釈できます。教科書問題や領土問題に関する政治的主張についても、基になっているのは中国政府の公的な見解であり、それらの主張を、中国政府は批判できません。これはデモ隊の政府に対する"したたかさ"を示すものです。

しかし、だからと言って、このような国民運動が、反政府運動の色彩を持つことを中国政府が容認するはずもありません。もし、このデモが反政府的デモならば、政府は弾圧をためらわないでしょうし、中国の一般国民もそれを甘受するでしょう。

デモ隊は、親の顔色を伺いながらイタズラをする子供のように、"どこまでやれば親が本気で怒り出すか"を探っている状況でしょう。それに対して、中国政府は(日本政府への謝罪を拒む一方で)破壊活動については、国内犯罪として処理するというシグナルを送っているのが現在の状況です。
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