日中関係

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日中境界、中国がガス開発

投稿者: jyoui 投稿日時: 2004/05/28 09:37 投稿番号: [31918 / 196466]
日中境界、中国がガス開発
資源独占の可能性
  東シナ海で調査活動を続けてきた中国が日中中間線ぎりぎりの中国側海域で、天然ガスを採掘するための施設建設に着手したことが二十七日、航空機からの本紙調査で確認された。資源が日本側にまたがれば埋蔵割合に応じて配分を中国側に求めることができるが、日本側に具体的な資料はなく、中国側が独占する可能性が大きい。採掘には米国と英国・オランダの石油企業が一社ずつ加わっており、日中間の新たな懸案に発展する恐れがある。

  採掘施設は「春暁ガス田群」と呼ばれるガス田群のうちの「春暁」で、日中中間線から中国寄りに約五キロの距離にある。東シナ海に中国が一九九八年に初めて造った海上ガス田「平湖ガス田」は中間線から約七十キロの距離にあり、春暁は日本側に寄っている。

  春暁ガス田群は九五年、中国が中間線をはさみ中国側と日本側で試掘に成功、豊富な天然ガスを確認した。日本側での試掘は無断で行われた。

  採掘施設は今月二十三日、巨大なやぐらが海底に設置され、二十メートル四方の足場が海面に姿を見せた。年内には完成し、海底パイプを通じて中国本土の寧波に年間二十五億立方メートルの天然ガスが送り込まれることになる。

  採掘を請け負っているのは中国の中国海洋石油総公司、中国石化集団公司のほか、米国のユノカル社、英国・オランダの石油メジャー、ロイヤル・ダッチ・シェル社の合計四社。

  春暁ガス田群には五カ所の鉱区が設定され、春暁に隣接した「宝雲亭」で第二の採掘施設の建設計画があるほか、平湖ガス田の南方五十キロでも試掘調査が進められており、日中中間線付近に大規模なガス田群が誕生するのは時間の問題となっている。

  東シナ海に眠る石油や天然ガスは黒海油田に相当する推定七十二億トンとされる。その大半が日中中間線の日本側にあるとみられている。

  石油や天然ガスなどの地下資源が複数国にまたがった場合、埋蔵資源の体積に応じて配分するのが国際常識とされる。

  だが、日本政府の調査は地質構造を探る程度の基礎調査にとどまり、配分を求める根拠を持ち合わせていない。このため、専門家の間では春暁ガス田群の建設によって東シナ海が事実上、「中国の内海」となる可能性が指摘されている。

  ◇詳細調査予定なし

  経済産業省資源エネルギー庁の話   南西諸島西側海域は海底の地層を調べる二次元探査を過去に二回行った。これ以上の詳しい調査は、境界画定のため両国の合意をうたった国連海洋法条約の趣旨から慎重にならざるを得ず、現時点で詳細な調査を行う予定はない。中国が何をやっているか、知る立場にない。

  <日中中間線>   東シナ海の日本と中国両国の領海基線(海岸線)の中間に引かれた線。日本側は尖閣諸島(中国名・釣魚島)を含む領海基線で線を引き、その東側を排他的経済水域(EEZ)として天然資源の開発・所有権を主張している。一方、中国側は中間線を認めず、中国大陸から中間線を越えて南西諸島西側に広がる沖縄トラフ(舟状海盆)までの大陸棚全域がEEZと主張し、争っている。

http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/kok/20040528/mng_____kok_____003.shtml
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