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危険視されたマハティール

投稿者: f3nasa 投稿日時: 2002/06/27 18:10 投稿番号: [25214 / 196466]
「通貨危機はすべて外国資本の行動に責任があるとする主張を変えないマハティール首相の政治基盤が危うくなる可能性もある」

『日本経済新聞』(一九九八年)七月十七日付社説は、「マハティール政権は安泰か」との見出しを掲げ、こう書いていた。

アジアの団結を標榜する思想家、政治家を、戦後史の中にも見出すことはできる。だが、近年において具体的構想としてアジア連帯を唱えたリーダーはマハティール以外にはいない。彼が東アジアの国・地域だけで経済問題を討議するための組織として東アジア経済協議体(EAEC、当初はEAEG)構想を提唱したのは、一九九〇年十二月。この瞬間、アメリカの警戒感は極度に高まった。アメリカのアジア問題の権威、ロバート・スカラピーノ教授はEAECについて「白人立ち入り禁止の看板を掲げたようなものだ」と断じた。ブッシュ前政権の国務長官ジェームス・ベーカーが「太平洋に線を引こうとする危険な構想だ」、「日米分断につながる構想だ」とくり返し批判し、EAECつぶしに執念を燃やしたことは、彼の回顧録にもはっきりと書いてある。

アメリカ指導層には、EAECはかつて日本が唱えた大東亜共栄圏の再来のごとくとらえられたのかもしれない。

確かに、マハティールは、文字通りの「大東亜共栄圏」を理想としている。欧米主導の国際秩序確立に歯止めをかけ、アジア諸国が独自の発展を継続するのにふさわしい秩序を形成していくことを目指している。

このことは、アジアではじめて近代化に成功し、欧米とは異なるシステムを構築してきた日本を、彼がアジアの誇りと考えていることと密接に関わっているのだ。旧宗主国イギリスから学ぶことを当然としてきたマレーシアの国家政策を大胆に転換し、「日本に学べ」のスローガンのもと、ルック・イースト政策をかたくなに維持してきたのは、彼が日本に「アジア復権の旗頭」であり続けてほしいと願ってきたからである。

マハティールが戦前の日本の国家政策をどう評価しているかは別として、「日本において、欧米が支配する世界の打破を目指す考え方が噴出した」という世界史的意義を彼が重視しているのは間違いない。

アメリカは、みずからの国際秩序形成に逆らう好ましからざる人物として、マハティールを退場させる機会をうかがってきたのかもしれない。

http://www2.justnet.ne.jp/~asia/mahathir/nihon_ma.htm

♪♪♪♪♪

先日紹介頂いた T_Ohtaguro 氏の構想は、実は 1990 年 12 月にマレーシアの天才政治家マハティール首相が公表した東アジア経済圏構想(EAEC)と姉妹関係に有ります。

提唱されてから既に 11.5 箇年が経過したにも関わらず、なかなか構想が日の目を見ないのは何故なのか。

msg25199 の疑問点に対する答えも、そこに有ると思います。
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