メタノイア
投稿者: Ryojin_boku 投稿日時: 2002/04/22 16:43 投稿番号: [22717 / 196466]
というバラを植えたのだが、マルコが描き出したイエスは、悔い改めや罪の赦しを要求していない。「悔い改め」ギリシャ語でメタノイアは、キリスト教の重要なキーワードのように思われがちだが、マルコはこの言葉を福音書の中でここ1回しか使っていない。動詞形のメタノエオーにしても2回だけである。そもそもイエスは、ユダヤ社会で「お前は罪人だ」と烙印を押されていた人々と親しい交わりをもったが、その時イエスはそれらの罪人呼ばわりされている人々に向かって、その罪を悔い改めなさいなどと言われたことは一度たりともない。「あなたたちはいわれのないことで罪人の烙印を押され、尊厳をおとしめられている。けれども神はそんなあなたがたをこそ愛しておられる。わたしはそんなあなた方と一緒に神の国をつくりたいんだ」。イエスが言われたことはそういうことだった。そしてそういうイエスの言動をストレートに書き記そうとしたマルコが、「悔い改め」や「罪の赦し」といった言葉をイエスの口に上らせないのは、至極当然と言える。
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