色あせた歴史認識カード
投稿者: stik_inakuma 投稿日時: 2002/03/09 22:59 投稿番号: [21628 / 196466]
■4.色あせた歴史認識カード■
しかし、このカードも、今回使いすぎで効力を失ったようだ。さ
すがの朝日新聞も、
日本政府内には、「共産党の存立基盤である『抗日』を強調
せざるを得なかったのではないか」という分析もある。[9]
などと、江沢民の異常な態度から距離を置き始めた。あいかわら
ず一部に:
二十一世紀を目前に、日中両国は一致点の極大化に努める一
方、歴史認識を含めた食い違う点の極小化に努めるべきだろう。
[10]
などという主張も残っているが、あいまいな官僚的言い回しに後
退して、一時の「誠意ある謝罪を」というような甲高いトーンは姿
を消した。今回の江沢民来日は、多くの日本国民を従来の「謝罪朝
貢外交」のマインド・コントロールから目覚めさせたという点で、
高く評価すべきものである。
確かに朝日の言うように「歴史認識」の共有化はできる範囲で進
めるべきだ。ただし、それはあくまでも、事実の正確な把握に基づ
かねばならない。たとえば、江沢民が指摘した日中戦争での被害者
3500万人という数字をとりあげてみよう。中国がどういう数字
を使ってきたのか、という点を検証してみると:
・1951〜60年頃、「中国軍民の蒙った生命の損失は1千万以上」
・60年代〜70年代始め 「人民の死傷者1800万(軍人を含め
ず)」
・1985年 これに「中国軍380万余の死傷者」が加わり、
あわせて「死傷者2100万人あまり」
中国人民抗日戦争記念館での掲示も、最近2100万から350
0万に嵩上げされているそうである。中国政府にとって「歴史認
識」とは、厳密な歴史学研究とは何の関係のない「政治的主張」だ
ということはこの点だけで明らかである。[11]
中国の「歴史認識」に同調する事が「正しく」、それに異を唱え
ることは、「歴史の歪曲」であり、「軍国主義の復活だ」というの
は、学問的な議論を封殺する政治的主張に他ならない。江沢民が唯
一持つ「歴史認識カード」すら、この程度のものなのである。
しかし、このカードも、今回使いすぎで効力を失ったようだ。さ
すがの朝日新聞も、
日本政府内には、「共産党の存立基盤である『抗日』を強調
せざるを得なかったのではないか」という分析もある。[9]
などと、江沢民の異常な態度から距離を置き始めた。あいかわら
ず一部に:
二十一世紀を目前に、日中両国は一致点の極大化に努める一
方、歴史認識を含めた食い違う点の極小化に努めるべきだろう。
[10]
などという主張も残っているが、あいまいな官僚的言い回しに後
退して、一時の「誠意ある謝罪を」というような甲高いトーンは姿
を消した。今回の江沢民来日は、多くの日本国民を従来の「謝罪朝
貢外交」のマインド・コントロールから目覚めさせたという点で、
高く評価すべきものである。
確かに朝日の言うように「歴史認識」の共有化はできる範囲で進
めるべきだ。ただし、それはあくまでも、事実の正確な把握に基づ
かねばならない。たとえば、江沢民が指摘した日中戦争での被害者
3500万人という数字をとりあげてみよう。中国がどういう数字
を使ってきたのか、という点を検証してみると:
・1951〜60年頃、「中国軍民の蒙った生命の損失は1千万以上」
・60年代〜70年代始め 「人民の死傷者1800万(軍人を含め
ず)」
・1985年 これに「中国軍380万余の死傷者」が加わり、
あわせて「死傷者2100万人あまり」
中国人民抗日戦争記念館での掲示も、最近2100万から350
0万に嵩上げされているそうである。中国政府にとって「歴史認
識」とは、厳密な歴史学研究とは何の関係のない「政治的主張」だ
ということはこの点だけで明らかである。[11]
中国の「歴史認識」に同調する事が「正しく」、それに異を唱え
ることは、「歴史の歪曲」であり、「軍国主義の復活だ」というの
は、学問的な議論を封殺する政治的主張に他ならない。江沢民が唯
一持つ「歴史認識カード」すら、この程度のものなのである。
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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