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Re: 尖閣:600年前から中国領土だと?(

投稿者: sintyou7 投稿日時: 2012/11/08 00:27 投稿番号: [193000 / 196466]
さて、今日はこの議題について。

<中国・明から1561年に琉球王朝(沖縄)へ派遣された使節、郭汝霖(かく・じょりん)が皇帝に提出した上奏文に「琉球」と明記されていたことが、石井望・長崎純心大准教授(漢文学)の調査で分かった。<<

<上奏文が収められていたのは、郭が書いた文書を集めた『石泉山房文集』。

このうち、帰国後に琉球への航海中の模様を上奏した文のなかで「行きて閏(うるう)五月初三日に至り、琉球の境に渉(わた)る。

界地は赤嶼(せきしょ)(大正島)と名づけらる」と記していた。現在の中国は大正島を「赤尾嶼(せきびしょ)」と呼んでいる。

石井准教授によると「渉る」は入る、「界地」は境界の意味で、「分析すると、赤嶼そのものが琉球人の命名した境界で、明の皇帝の使節団がそれを正式に認めていたことになる」と指摘している。<<


<中国では明代から釣魚諸島のことは知られていただけではなく、それぞれの島嶼に名前がつけられていた。つまり「釣魚台」「赤尾嶼」などと。

それだけでなく、江戸時代中期に出版された林子平の「三国通覧図説」(1785年)には、中国の地誌を取り入れた地図がつけられ其処には、これらの島嶼が清国の領土として桃色に刷り分けられている。(台湾も別の色で塗られている)<<


これらを勘案すると、江戸幕府は琉球、台湾、尖閣諸島地域の地理は全く把握しておらず、尖閣諸島の存在は

①琉球→②中国→③江戸幕府

の順で知られていた事になります。

①=③であれば、この主張も説得力を持ちますが、②と③の対決となると、
②>③ではないでしょうか。


<国際法の「無主の地の先占」の概念(どこの国家にも属していない土地は、最初に同地に国旗を立てた国の領土としていいという法理論)は歴史的にも大きな問題を孕んでいる。

西歐列強は大航海時代を通じて、この法理によってアフリカやアジアやアメリカのもろもろの未開地域、つまり彼らのいう「無主の地」を自身の「領土」と宣言し、植民地にしてきたからだ。

日本も彼らにならって具体的には米英の外交官の指導を受けて近隣地域を自身の領土に加えようとしていた。たとえば、「台湾出兵」など。

沖縄はもと琉球王朝として独立の国家だったが、日本帝国の膨張主義政策のなかで、具体的には「台湾出兵」や日清戦争の過程で日本の領土となったものだ。

そういう背景のなかでの尖閣諸島の領有だ。したがって堂々と胸を張って、「尖閣諸島」は、わが国「固有の領土」だと言えるものではない。

「尖閣諸島」の名前は、もとはと言えば、英国の海軍調査官がPinnacle Islandsと呼んだものを、日本海軍が日本語訳したものに由来する。この事も、この間の事情を雄弁に語っているといっていいだろう。

こういう歴史的な背景を考えれば、「尖閣諸島はわが国固有な領土である。領土問題は存在しない。粛々と国内法に照らして中国漁船の違法行為を処理する」という前原外相の言葉はあまりに軽すぎ、中国政府の激しい反発も招いたのは当然だったといわざるを得ないだろう。

いつまでもこの問題を棚上げしておくわけにもいくまい。日本政府は真正面から、この問題に向き合い「戦略的互恵」を踏まえて中国政府と協議と交渉を進めるべきだろう。<<

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