日中関係

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⑤日本人の感覚: 丹羽大使の例

投稿者: mr_chinii 投稿日時: 2012/07/31 18:34 投稿番号: [191084 / 196466]
日本の大名統治制度と中国の科挙高級官吏統治制度の違いについて少々述べてみよう。

中国の科挙制度は、今で言えば国家公務員上級試験に相当しよう。特に唐の時代は、この科挙試験による官吏登用が盛んであった。この試験は難関中の難関であったし、受験生の素性もしっかりしたものでなければならなかったから、頭脳の優秀さと身元の保証も折り紙つきであったといえよう。この試験にパスした若者たちは、さまざまな部署で経験を積み、やがて地方の統治責任者として中原王朝から派遣された。日本も明治初期に地方知事職として中央政府から上級官吏を派遣したことがある。

しかし、当時の中国では王朝そのものが武力制圧した権力者の王朝であるから、その王朝の命を受けて地方に派遣された官吏も王朝の利益のための治世を行わなければ、中央から睨まれる。必然的にこれら高級官吏たちは中央の機嫌を取る治世に重きを置くことになる。出世欲もあるしな。そして結果は、その土地の一般民心を得ることと相反する政策を取らざる終えなくなる。地元の腹黒い勢力者と利益取引することになる。ますます貧しい民心は離れる。これが、中国人一般民衆の心として現在でも根深く残っている。だから、中国人は権力者に対してうまく立ち回ろうとしているのだろう。腐敗が横行するのは必然だな(苦笑)。

一方、日本ではそうだったか?   日本の大将軍(幕府)では科挙試験による官吏地方派遣ではなく、その土地土地に勢力を持つ、いわゆる大名にその担当地域の治世を委ねている。そして大名は世襲制であった。言い換えれば、その大名家の血統であれば、多少バカでも治世を任されていた。もちろんバカでは適切な治世は無理であるから、優秀な家臣が治世を助言していたようである。いくら大名であっても、その領地民の反感をかっては、治世はうまくいかない。名君主と慕われたご先祖様に申し開きができなくなろう。幕府にも目をつけられる。したがって、領地民を過酷に支配することは得策ではないことになる。これが暫定的に派遣された中国官吏の統治手法とは根本的に異なる点である。領地民に受けがいい統治を行っている大名家には、領地民からの信が集まる。民の生活も安定するから、商売人も商売することが出来る。生活に豊かを取り入れたいとの最新の思想や文化も流行しだす。特にこれは城下町や寺社町に賑やかさ華やかさを生み出す。町人文化の誕生と継続発展である。ところがこのような町人文化の継続発展は中国にはまったく見られない。何故?<続く>

かなり話が細かくなったが、中国人と日本人の違いを考察するには必要な要素と考える。では、オリンピックだな^^。   なでしこ女子サッカーだな^^。続きは又明日^^。<続く>
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