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中国艦艇の洋上訓練は情報の宝庫①

投稿者: mr_chinii 投稿日時: 2012/07/21 02:27 投稿番号: [190751 / 196466]
中国海軍は、近年に至り第二列島線を意識した西太平洋上での訓練に鼻息が荒い。東シナ海から西太平洋に出るためには、日本の沖縄列島の宮古海峡や大隅海峡等の海峡を通るのが近道である。中国は、新鋭艦をつらね、威風堂々とこれは沖縄諸島海峡を通過し、これを定常化するそうである。

日本海自空自にとっては、それまで秘密のベールに隠されていた中国のいわゆる新鋭艦と称する艦艇を目前にすることが出来るのだから、情報収集には絶好の機会となる。中国側は「どうだ我々の力に恐れ入ったか!」と胸を張っているようだが、軍事専門家に言わせれば「あのアホ、何やっているのだ?」となる。

軍事では、秘密のベールに隠されているほどやっかいなものはない。相手の能力特徴が把握できないのであるから、自信をもった対抗策が難しくなる。旧ソ連は、軍事的にクリティカルなモノは秘匿に努めたが、ソ連崩壊とともにそのベールが剥がれ、西側が推測していた能力にかなり劣っていたことがバレた。核ミサイルや航空機もそうだが、特に潜水艦を含む艦艇や戦車に至っては、西側の敵ではなかった。湾岸戦争では、ソ連製戦車はまるで射的の的でもあるかのように米軍に一方的に破壊されている。

海軍の場合は、親善訪問と称して艦艇を派遣することがあるが、海軍強国は自国の最新鋭艦を派遣しない。この程度ならいいだろうという艦や練習艦を派遣する。例外は米海軍だが、原子力空母や原潜を同盟国等に派遣しているが、米国にはこれら米艦艇の軍事能力に絶大の自信があってのことである。その能力と規模は、世界の評価が高い日本海自であっても脱帽する。次元が違うのである。また、米海軍も日本海自に絶大の信用を置いているから、共同訓練でも最新の戦術を公開している。その代表例はリムパックであり、イージス艦のBMDシステムである。

このBMDシステムは、米国は日本にしかその詳細を明かしていない。日本が多額の費用と技術を要する米国とのBMD共同開発を決定したのは、まさに賢明であったと言えよう。米国も単独では費用等の問題があったから、また、日本のハイテク技術に着目したから、唯一日本に参加を呼びかけたのである。信頼関係なくしては、能力なくしては、実現しなかったプロジェクトである。ロシアは猛反対しているが、裏を返せばロシアの嫉妬でしかない。ロシアの核戦略が無能化され、発言力が低下するからであろう(苦笑)。
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