日中関係

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平均すれば・・・の滑稽

投稿者: nihao_aq_jp 投稿日時: 2010/06/01 23:10 投稿番号: [182431 / 196466]
中国のGDPはすでに日本を凌駕し、中国は経済大国となった。
経済のみならず軍事大国であり、政治大国でもある。

だが、「中国は経済大国だ・・」と言うと、日本人は必ず反駁して言う。
「中国は13億の人口なのだ。経済力を13億の人口で割って平均するなら中国はまだまだ貧しい・・」と。
確かに中国の貧困の現実は、目に見える形でしばしば報道される。

「平均すれば・・」の発想、日本人としては自然であり、事実としては確かにその通りであるのだが、実は、この発想・・結果としては大きな錯誤なのである。

日本のような社会は、概して平均にした結果、富裕層でもなく貧困層でもなく、中間多数の所謂「中流」に納まるなら、人々はそれを是として満足する。
国民性として、国民の間の経済格差を好ましいとは思わず、極端に言えば経済格差は「許し難い悪」と考える。

だが、この「平均すれば・・」の発想で中国を理解しようとするなら、とんでもない間違いとなるのだ。

説明してあげよう。
中国は13億の人口。平均するならまだまだ貧しい発展途上国であるのだが、その理解は誤りなのである。
中国は経済力を人口で割って平均化するようなことはしないし、平均化するつもりもないのだ。
だから、富裕層は富裕層であり、結局、中国の富裕層は、その数からして日本の富裕層の数倍になってしまうのだ。
つまり、日本の金持ちがその富を振りかざしてみたところで、中国の足元にも及ばない。
日本が経済力で中国を圧倒していた時代は、とっくに過ぎ去ったのであり、この現実を認めるかどうかが今日(こんにち)の問題である。
現実を認識しないなら・・お話にならない。

中国は改革開放政策の始まりからして、経済格差を容認しているのだ。
訒小平は「先富論」を唱え、「先に豊かになる条件を整えたところから豊かになる・・・」と言っている。
そもそも、経済格差の発生を否定していない。

それ以前、文化大革命の時代なら格差は許されず、人々は誰もが平等であったが、同時に、また、誰もが等しく貧しかった。
格差のない平等社会であっても、誰もあの時代にもどりたいとは願わない。

中国人は誰もが社長になりたいのであり、稼いで富豪になりたいのである。
平均化して中流になれば、それで満足の日本人とは最初から考えが違っている。
このことが分からないなら、日本人に中国は理解できないだろう。

もちろん、中国人も格差の解消の為に努力はする。
「早くオレのところも稼げる条件が整わないか・・」と待ち望むのである。
富裕層は自分の将来の姿であり、そうであるなら、これを否定して叩き潰そうなどとは考えもしない。

「平均すればオレより貧しいから、結局、中国人はオレより貧しい、中国は日本より貧しい」と考えたいのが日本人。
その精神・・情けないな。
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