文字の概念の伝播
投稿者: kirameku9umi 投稿日時: 2008/12/17 13:15 投稿番号: [175138 / 196466]
>文字という概念(道具)が、シルクロードを通して中国大陸にもたらされたと考えているのです。
>つまり、「なにやら文字という便利な物がオリエントにはあるらしい。その文字は我々には読めないが、勝手に文字を作っても使うことが出来るようだ。それなら絵を変形して文字を作ってみよう」と考えたとしても不思議はないと言うことです。
このような「文字の道具としての概念」が伝播してゆく事例は、世界各地で自前の固有の文字を作る過程で見受けられるものです。
つまり・・・まず先に「文字の持つ道具」としての利便性が、他の民族に伝播し、それから初めてその民族の言葉に適した文字の創造が始まっているということです。
その例として、アジアで2,3の例を挙げれれば、チベットやモンゴルのパクパ(パスパ)文字が上げられます。
①・・・パスパ文字は、13世紀にモンゴル語など、モンゴル帝国の各種言語表記に用いるため制定された表音文字。大元ウルスで国師であったチベット仏教のラマパスパ(パクパ)が、クビライ・ハーンの命を受けて、大元ウルス下の全ての言語を表記するための共用国字として作成した。
②・・・チベット文字は、チベット語の表記に用いる文字である。インド系の表音文字であり、左から右へと綴る。7世紀中頃、チベットの役人 Thonmi Sambhota が数名のインドの仏教僧とともに創り出したとされる。
★つまり・・・文字の概念が、先に文字を持たない民族に伝わり、それから固有の文字が作られているという事実があると言うことです。
従って・・・世界最古の文字であるシュメール文字が、中国大陸にオリエントからもたらされ(或いは聴き伝えで)、その影響を受けて甲骨文字が創造されたと考えても、なんら不思議ではないと言うことです。
100年或いは1000年という時間の単位から見れば、地球は案外狭いものです。古代と言えども、その時間軸で見れば諸文明間の交流は盛んだったのです。
これは メッセージ 175064 (kirameku9umi さん)への返信です.
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