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早すぎた革命 三回目

投稿者: siodometaiwan1028 投稿日時: 2008/10/20 14:46 投稿番号: [173827 / 196466]
中国における近世の革命は二つ、中華民国が成立した辛亥革命と中華人民共和国が成立した国共内戦という名の革命。どちらの革命にも本来「革命の主体」であるべき「人民」の姿は見えない。清朝末期から辛亥革命に至るまでの人民の姿とは「国家への帰属意識」さえ成立していたかどうか非常に疑わしく、民族主義さえも国民党成立以前には収束する方向を見出せず、単純な反清運動であり、新興宗教に同和したりキリスト教への反発に終始して時代を動かす力にはなり得なかった。

結局、中華民国は孫文が掲げた「三民主義」を綱領としながらも清朝残存勢力を大きく取り込んだ形で出発するという「中途半端」な形となってしまい、その事が漸く成長を始めた先進的民族主義者達をみすみす共産党に走らせ、内戦の敗北という結果につながった。

辛亥革命において果たすべき民族主義の役割は、圧倒的な「人民」に浸透していない段階で革命が発生した事により中途半端であり、必然的に「新勢力」と旧勢力の野合的連合において中華民国が成立してしまった。第一の早すぎた革命である。

民族解放民族自決反植民地主義を掲げて戦った共産党においても、本来の革命の主力たる労働者階級は産業の未発達に規定されて主体を担う力は無く、国家への帰属意識も無く誇るべき民族主義も知らない農民運動の発展形に存在基盤を置かざるを得なかった。極論すれば、辛亥革命が中途半端に終わらせた「民族主義革命」を引き継いだ形、遣り残した革命にその本質を見る事ができる。第二の早すぎた革命である。

さて、現在の中国の民主化の主体は何だろうか。言うまでも無く従来は高水準教育を受けた学生であり、先進的に発展した都市の相対的に高収入層の市民であったのかもしれない。現代の中国において、新勢力vs旧勢力の武力対決を含む正面衝突=革命による民主化は考えにくい。「民主主義的価値観」は過去の二度の早すぎた革命と同様、「人民」の中には浸透していない事もその理由のひとつである。党の軍隊である解放軍にも当然浸透してはいない。

日本国と国民は中国の覇権主義に反対しながらも、穏やかな民主化にも期待したい。私個人としては「三番目の早すぎる革命」に希望を見出し、中国国内に民主化の息吹があれば全力で支援すべきだと考えている。さしあたってできる事は何か、世界の構図が大きく変化している今だからこそ、日本国が考えるべき戦略の一環として中国民主化への関与を検討して貰いたい。

単純に考えて、「都市から農村へ」の形で進行するなら「都市間交流」や「民間企業による経済交流・投資」をコマーシャルベース+民主主義的価値観という強化されたスタンスで活性化、あるいは農業技術移転でも同様の事ができるだろう。

日本と中国の関係・台湾問題は優れて北東アジアのみならず、全世界の問題であり、ここにも又日本が世界に提起すべき新しい価値観の機軸がある。
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