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恐るべき格差世界1

投稿者: chimryuuban 投稿日時: 2008/05/16 16:12 投稿番号: [163246 / 196466]
法務でも、人事でも、営業でも、運送でも、接客でも、掃除でも、ほぼあらゆる仕事において、

「誰にでもできるつまらない仕事」をさせたときの生産性は、有能な人間と無能な人間で、劇的な差は出ません。



「誰でもできる簡単な営業」なら、超優秀な営業マンと、凡庸な営業マンで、仕事の成果に劇的な違いはでません。

「誰にでも出来る簡単な接客」なら、超有能な窓口係でも、凡庸な窓口係でも、仕事の能率は大して変わりません。



通常、能力によって仕事の能率に劇的な差が出るのは、「難しい仕事」をさせたときです。

有能な営業マンは、難しい営業交渉を、手際よくまとめ上げる。失敗する頻度も少ない。

平凡な営業マンは、難しい営業交渉だと、ときとして有能な営業マンの5倍もの手間をかけ、しかも、失敗する確率は5倍だったりする。

こうして、有能な営業マンは、平均的な営業マンの10倍以上の生産性をたたき出します。

しかし、あくまで、その生産性の違いが出るのは、難しい営業案件の場合に限られるのです。



そして、これは、法務でも、総務でも、人事でも、財務でも、なんでも同じです。

有能な人間が桁違いの生産性を上げるのは、常に、難しい仕事をするときに限られ、

誰でもできる簡単な仕事で桁違いの生産性をたたき出すことは、希なのです。



そして、有能な人間には難易度の高い仕事が割り振られ、凡庸な人間には簡単な仕事が割り振られます。

そもそも、有能な人間は「誰にでも出来るつまらない仕事」をやりたがらないのにたいして、凡庸な人間は「誰にでも出来るつまらない仕事」を引き受けてくれるので、有能な人間と凡庸な人間は、ちゃんと役割分担し、お互いがお互いを必要とし、棲み分けが出来ています。

こういう構造があるため、見かけ上、有能な人間と凡庸な人間の生産性の違いは見えにくくなっています。この構造によって本質が隠されています。
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