国定修身教科書(初等科6年生用) 1
投稿者: yominokuni56 投稿日時: 2008/03/07 06:30 投稿番号: [155549 / 196466]
国定修身教科書(初等科6年生用)
「初等科修身4」
文部省編 1942年版
19戦争祝賀の日
難攻不落を誇っていたのも、きのうの夢と消えて、皇軍は昭和17年2月8日ジョホール水道を突破し,大激戦ののち、15日には敵将以下7万の大軍を無条件で降伏させました。シンガポール要塞はみごとに陥落したのであります。
太平洋とインド洋をつなぐ関門として,大東亜海の守りを固め、沼南島が新しく生まれました。ここは、今我が大日本が皇道を明らかにする政治上、軍事上また,経済上のきわめて大切な拠点となったのあります。爆撃機の轟音もまったく途絶えて、マライ人もインド人も,シナ人も朗らかに大東亜の建設の為に働いています。
この沼南島の誕生をことほぐ祝賀の日のことでありました。2月18日早春の日差しを受けた二重橋の上、深緑の中に清らかな御乗馬「白雪」の姿がくっきりと浮かび上がりました。
宮城前広場に、あとから、あとから続いてどよめいていた歓呼の声が、はたと消えて水を打ったようにしずまりかえります。この時、十数万の民草はみんなおなじように急にまなこをみはりました。
大元帥陛下には、馬上御豊かに、今,しずしずと側近のかたがたをおしたがえになって出御あらせられます。そうして橋の上で御馬首を広場の赤子へおむけになりました。御稜威さんとしてかがやく大元帥陛下は、今ここにあらせられる。たとえようのない感動に、胸はひきしまり、思わずこうべが低くたれます。
ああ,この時、指揮者はいなくても心は一つ、おのずから宝祚の無窮を祈る万歳の奉唱が湧き起こりました。広場に寄せてはかえす赤子の波、返すまもなく、まごころこめてうち続きます。
天皇陛下 万歳 万歳
しばらく静まり返ったかと思う間に,この声がおごそかな「君が代」の奉唱にかわりました。「君が代」の大きな斉唱はだんだんと高まり、熱を帯びてきました。そして、広場全体、老いも、若きも、男も、女も、感涙にむせんだのであります。制服の生徒も、産業戦士もひざまずいています。玉砂利にひざまずきながら、幼い愛児とともに拝んでいる母親もいます。
この「君が代」を奉唱する熱誠な民草に、恐れ多い事ながら、二度三度、白い御手袋もはっきりと、御挙手の礼をたまわりました。やがて、陛下にはしずしずと御馬首をおめぐらしになって、入御あらせられました。
しかも、広場の人たちの歓呼の声がなりやまないうち、皇后陛下、皇太子殿下、照宮、孝宮、順宮内親王殿下はおそろいで、橋上にお出ましになったのであります。
皇后陛下の御手にも、皇太子殿下の御手にも、あざやかに日の丸の旗が拝されました。
小旗は、ひらひらとして春浅い花かとも拝され、三内親王殿下もまた、御ともどもに広場のどよめきに相和せられて、力づよく国旗を御うち振りあそばれたのでありました。
「初等科修身4」
文部省編 1942年版
19戦争祝賀の日
難攻不落を誇っていたのも、きのうの夢と消えて、皇軍は昭和17年2月8日ジョホール水道を突破し,大激戦ののち、15日には敵将以下7万の大軍を無条件で降伏させました。シンガポール要塞はみごとに陥落したのであります。
太平洋とインド洋をつなぐ関門として,大東亜海の守りを固め、沼南島が新しく生まれました。ここは、今我が大日本が皇道を明らかにする政治上、軍事上また,経済上のきわめて大切な拠点となったのあります。爆撃機の轟音もまったく途絶えて、マライ人もインド人も,シナ人も朗らかに大東亜の建設の為に働いています。
この沼南島の誕生をことほぐ祝賀の日のことでありました。2月18日早春の日差しを受けた二重橋の上、深緑の中に清らかな御乗馬「白雪」の姿がくっきりと浮かび上がりました。
宮城前広場に、あとから、あとから続いてどよめいていた歓呼の声が、はたと消えて水を打ったようにしずまりかえります。この時、十数万の民草はみんなおなじように急にまなこをみはりました。
大元帥陛下には、馬上御豊かに、今,しずしずと側近のかたがたをおしたがえになって出御あらせられます。そうして橋の上で御馬首を広場の赤子へおむけになりました。御稜威さんとしてかがやく大元帥陛下は、今ここにあらせられる。たとえようのない感動に、胸はひきしまり、思わずこうべが低くたれます。
ああ,この時、指揮者はいなくても心は一つ、おのずから宝祚の無窮を祈る万歳の奉唱が湧き起こりました。広場に寄せてはかえす赤子の波、返すまもなく、まごころこめてうち続きます。
天皇陛下 万歳 万歳
しばらく静まり返ったかと思う間に,この声がおごそかな「君が代」の奉唱にかわりました。「君が代」の大きな斉唱はだんだんと高まり、熱を帯びてきました。そして、広場全体、老いも、若きも、男も、女も、感涙にむせんだのであります。制服の生徒も、産業戦士もひざまずいています。玉砂利にひざまずきながら、幼い愛児とともに拝んでいる母親もいます。
この「君が代」を奉唱する熱誠な民草に、恐れ多い事ながら、二度三度、白い御手袋もはっきりと、御挙手の礼をたまわりました。やがて、陛下にはしずしずと御馬首をおめぐらしになって、入御あらせられました。
しかも、広場の人たちの歓呼の声がなりやまないうち、皇后陛下、皇太子殿下、照宮、孝宮、順宮内親王殿下はおそろいで、橋上にお出ましになったのであります。
皇后陛下の御手にも、皇太子殿下の御手にも、あざやかに日の丸の旗が拝されました。
小旗は、ひらひらとして春浅い花かとも拝され、三内親王殿下もまた、御ともどもに広場のどよめきに相和せられて、力づよく国旗を御うち振りあそばれたのでありました。
これは メッセージ 155471 (yominokuni56 さん)への返信です.
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