Re: 真珠湾攻撃外電 2
投稿者: hendazo04 投稿日時: 2007/12/07 17:53 投稿番号: [149398 / 196466]
戦後、原田の妻梅乃が地元紙のインタビューに答えた記録が残っている。
「急報によって主人が駆けつけると、着陸の激突で、搭乗者は軽症を負い気絶していた。土民たちはまだ日本軍の真珠湾攻撃を夢にも思わなかったが、戦雲急を告げている日米の昨今、日本機が偵察に来たのだろうと察し、殺そうか捕虜にするかと騒いでいました。
主人は大勢をなだめて手当てを加え、蘇生させた上家に連れ帰ろうとしましたが、群集は強硬に反対して妨害しました。」
その間群衆の一人ハウイラというハワイ人は原田のポケットから航空地図と戦術略語、それに航法諸元を奪っていた。
不時着ゼロ戦を囲む群衆はふくれあがり200人にもなっていた。彼らはまだ真珠湾攻撃を知らなかったが、機体の生々しい弾痕を見て騒ぎ出した。そのうち気付いた西開地飛行士にあれやこれや大声で詰問するが、カナカ語と英語のチャンポンなのでさっぱり通じない。
逆に書類を奪われたことに気付いた日本人飛行士は、これまた血相を変えて群集を追及するがブロークンイングリッシュなのでこっちもチンプンカンプン。
原田はこのとき日本軍の真珠湾攻撃を知った。
原田はなにも言わずにこの若き飛行士を自宅に連れ帰るが、群衆もついてきて家を取り囲みその数は300人にもなっていた。
原田と西開地は監視の目を掠め書類を取り戻そうとハウイラの家に急ぐ。そしてかれらはハウイラの妻が居るのにもかかわらず強引に家捜しを開始した。
二人の脱出に気付いた群集は今度はハウイラの家を取り囲み投石を始めた。
もはやこれまで、家ごと書類を燃やしてしまおうと、二人はハウイラの家に火を放った。
群集がひるんだ隙を捉えた二人は脱出し不時着したゼロ戦に急いだ。
原田の中に巣くっていた最も日本的な心情が、日本兵士特有のはりつめた責任感と悲壮感に合致したのだろうか、二人は、お互いの視線にうなづき合ってゼロ戦に油をかけ炎上させた。
このときすでに二人は暗黙裡に死への了解があったのだろう。
追いついた群衆は二人を捕縛しようと迫る。二人は裏山に逃げ込んだ。
元より長く身を隠す術もない孤島である。二人は、原田の拳銃で順に頭を打ち抜いて自決した。
つづく。
「急報によって主人が駆けつけると、着陸の激突で、搭乗者は軽症を負い気絶していた。土民たちはまだ日本軍の真珠湾攻撃を夢にも思わなかったが、戦雲急を告げている日米の昨今、日本機が偵察に来たのだろうと察し、殺そうか捕虜にするかと騒いでいました。
主人は大勢をなだめて手当てを加え、蘇生させた上家に連れ帰ろうとしましたが、群集は強硬に反対して妨害しました。」
その間群衆の一人ハウイラというハワイ人は原田のポケットから航空地図と戦術略語、それに航法諸元を奪っていた。
不時着ゼロ戦を囲む群衆はふくれあがり200人にもなっていた。彼らはまだ真珠湾攻撃を知らなかったが、機体の生々しい弾痕を見て騒ぎ出した。そのうち気付いた西開地飛行士にあれやこれや大声で詰問するが、カナカ語と英語のチャンポンなのでさっぱり通じない。
逆に書類を奪われたことに気付いた日本人飛行士は、これまた血相を変えて群集を追及するがブロークンイングリッシュなのでこっちもチンプンカンプン。
原田はこのとき日本軍の真珠湾攻撃を知った。
原田はなにも言わずにこの若き飛行士を自宅に連れ帰るが、群衆もついてきて家を取り囲みその数は300人にもなっていた。
原田と西開地は監視の目を掠め書類を取り戻そうとハウイラの家に急ぐ。そしてかれらはハウイラの妻が居るのにもかかわらず強引に家捜しを開始した。
二人の脱出に気付いた群集は今度はハウイラの家を取り囲み投石を始めた。
もはやこれまで、家ごと書類を燃やしてしまおうと、二人はハウイラの家に火を放った。
群集がひるんだ隙を捉えた二人は脱出し不時着したゼロ戦に急いだ。
原田の中に巣くっていた最も日本的な心情が、日本兵士特有のはりつめた責任感と悲壮感に合致したのだろうか、二人は、お互いの視線にうなづき合ってゼロ戦に油をかけ炎上させた。
このときすでに二人は暗黙裡に死への了解があったのだろう。
追いついた群衆は二人を捕縛しようと迫る。二人は裏山に逃げ込んだ。
元より長く身を隠す術もない孤島である。二人は、原田の拳銃で順に頭を打ち抜いて自決した。
つづく。
これは メッセージ 149397 (hendazo04 さん)への返信です.
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