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チャイナプロパガンダの恩人ヘンリールース

投稿者: n_o_i_s_e_m_a_n 投稿日時: 2007/08/02 23:18 投稿番号: [143203 / 196466]
http://homepage.mac.com/f_matsuo/Sites/blog/%E6%B0%B4%E9%9D%A2%E4%B8%8B%E3%81%A7%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%8B%E7%B1%B3%E6%9C%9D%E9%96%A2%E4%BF%8292-101.htm

ヘンリー・ロビンソン・ルース。彼の名前を聞かなくなって久しい。

  一八九八年、中国の山東省でプレスビテリアン派の宣教師の子として生まれ、十五歳まで中国で育つ。イェール大学で学んだ後、新聞記者に。一九二三年、同窓のブリトン・ハッデンとともに、
週刊ニュース雑誌『タイム』を創刊、大成功をおさめ、
ビジネス誌『フォーチュン』(一九三〇年)、
大衆向け写真誌『ライフ』(一九三六年)、
スポーツ誌『スポーツ・イラストレイティッド』(一九五四年)と一大雑誌帝国を築く。一九三五年。
『ヴォーグ』誌、『ヴァニティ』誌などの編集者、編集長を務め、ブロードウェイのヒット作の作者であり、そして下院議員にも選ばれた才女、クレア・ブースと再婚してからは、夫妻でジャーナリズム界、政界に君臨する。

  特に、中国に対する思いが強く、反日、反共の立場から蒋介石と宋美齢夫人を全面支援、いわゆる「チャイナ・ロビー」の中心人物となる。

「ルース・プレス」とよばれた『タイム』誌以下の翼下メディアの影響力は、現在のCNNにも匹敵する力を持っていた。日本が中国問題でアメリカとの戦争に追い込まれた理由の一つに、この「ルース・プレス」の力を理解していなかったことが挙げられている。

  第二次世界大戦直後には「米、英、ソ連、中国、そしてタイム社の五大列強」と揶揄される権勢をほしいままにする。

しかし、反共主義に凝り固まり、蒋介石政権と軍部の腐敗を見抜けず、中国内戦にマッカーサー元帥の投入と原爆使用を進言する、あまりの独善ぶりに、その好んで口にした「アメリカの世紀」のスローガンも支持者を失う。晩年はもっぱら共和党保守派として「中国喪失」と「ヤルタ会談の罪」の責任を民主党相手に非難する、現在のネオコン流の発言を続けるうちに、一九六七年死去する。
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