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台湾の民主化・・

投稿者: nihao_aq_jp 投稿日時: 2007/07/13 16:40 投稿番号: [141530 / 196466]
香港鳳凰TVの番組を観ていたら、話題になっていた。
台湾の民主化の過程で「戒厳法」が解除されたのは1987年7月15日。
あれから、早くも20年になるのだ。

38年も続いた戒厳法が解除されて台湾では民主化が一挙に進んだ。
国外(中国)への旅行が解禁になり、出版報道の規制がなくなり、政治犯が釈放され、政党の結成が許された。

台湾が民主化される以前、台湾の中華民国は中国国民党の政府であり、蒋介石の政権であった。それは強烈な独裁政権であり、その政治体制に少しでも反対する者は、即刻、有無を言わさず逮捕され、まともな裁判もなく政治犯となって牢獄につながれた。

さて、台湾の民主化において、何を注目すべきなのか?
語ってみよう・・

当時の独裁政権が目の敵(かたき)にしていたものは何であったか?
それは2つあり、1つは「台湾独立」、そして、もう1つは「共匪(共産党)」。
蒋介石の独裁政権は反共が国是であるから、大陸の共産政権に擦り寄る者は許し難い反逆者であった。

斯(か)くして、「台独」と「共匪」は共に政治犯となり、呉越同舟で仲良く獄につながれていた。
その実、「台独」と「共匪」は、そもそもが不倶戴天の敵。
台独の連中は、「台湾は台湾人の台湾」と言い、共産党(親中派)は、「台湾は中国のもの」と言うのだから、その信条には接点がない。

戒厳法が解除される以前から、政治の民主化、政治犯の釈放が要求されていた。民主化要求の運動は独裁政権に対する圧力となっていたのだ。

だが、台独のグループは心の中で思っている・・
「政治犯を釈放するにしても、あの連中(共匪)だけは獄に残して閉じ込めておけ・・」と。
また、親中の共産党グループの胸中は・・と云うと・・
「・・釈放するにしても、台独だけは外に出したくない・・」。

しかし、民主化と云うものは片方だけに作用するものではない。
民主化と云うのは、皮肉なことに、自分を利すると同時に敵対する相手をもまた益するものなのだ。

台湾の民主化により、台独も共匪も政治犯は等しく同時に釈放された。
そして、今日(こんにち)、台湾の将来をめぐって両者は喧々諤々で衝突している。

民主化とは、抑圧されている自分を解放すると同時に、敵対する相手もまた解放すると云うことなのだ。
台湾の民主化は、こうして始まったのだ。
「台湾は台湾のものなのか?」「台湾は中国のものなのか?」
そんな議論が起こるのも、全ては民主化のお陰なのだと云うこと、覚えておかねばならない。
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