日中関係

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志願と云う形の命令・・

投稿者: nihao_aq_jp 投稿日時: 2007/06/30 01:39 投稿番号: [140548 / 196466]
アメリカにおいて慰安婦の問題はひどいことになっている。
日本に対する非難は今後ますますエスカレートするかも知れない。
いずれにしても、日本人のこの問題に対する認識に深刻さが足りない。
何故に非難されるのか?   日本人は、それが理解できてないようだ。

日本のアホウの政治家は弁明する。
「慰安婦となった女性たちは、軍や政府によって強制的に連行されたのではない。銃剣を突きつけられて連れて行かれたと云うようなことはないのであり、あくまで自発的に参加したのである。相応の報酬を得ているのだから、それは一種の商売であった・・」と。

なる程、それは自発的であり、商売であったのか?
それで、強制ではなかった・・と?

先ず、言わせてもらうが、言葉にはトリックと云うものがあるから、気をつけなければならない。
一般の兵隊は召集令状を受け取り、その命令により、自分の意思で自ら兵営の門をくぐり、新兵となった。これを応召と云う。決して彼らは銃剣を突きつけられ、狩り立てられて兵隊になったのではない。それに、兵隊は多少の俸給をもらっているのであり、その点から言えば形を変えた商売に他ならない。

そうであるなら、彼ら兵隊が戦場に出て戦い、仮に戦死したとしても、それは自発的に死んだのであり、死ぬべくして死んだのであり、俸給と云う対価をもらって死んだのであって、気の毒と云うには及ばず、可哀そうでも無惨でもなかった・・と言えるものか・・?

特攻隊はどうであったか。
先頃、「俺は君のためにこそ死にに行く」と云う映画が上映された。特攻隊の姿を描いている。
冒頭の場面で、特攻攻撃を発案した大西中将が部下に向かって言う。
「もとより、この特攻は命令ではなく、あくまで志願によって為されなければならない。だが、これは志願と云う形の命令である・・」と説明するのだ。これは事実であったろう。

「出口のない海」と云う映画も最近上映された。これは人間魚雷「回天」による特攻なのだが、やはり同じ場面が出てくる。
学徒出身の兵たちは講堂に集められ、上官から問われる。
「特攻に志願するか?   志願するものは一歩前へ・・」
そして、全員が志願することになる。決断を迫られ、そこで逃げることができたか?   拒否することが可能だったか?
そもそも、学徒兵の中には召集を受ける前に志願して入営したものが少なくない。この映画の主人公(市川海老蔵が演じた)もそうだった。

国家と云う権力によって人生が奪われる。その悲しみ、苦悩・・・
だが、彼らは志願と云う形の命令によって泣きながら死地に赴いたのだ。
あくまで、それは「志願」・・それならお国は彼らに「死ね」と命令しなかったことになるのか・・?
彼らは自分のお気持ちによって、喜んで、勝手に死んだのだと言えるのか?

「召集に応じて入営した兵隊も、志願して出撃した特攻隊も、彼らは自発的に応召し、そして自発的に志願して死んだのだ・・軍も政府も命令していない」とでも言うつもりか。
これ、まさに言葉のトリックだろう。「志願」・・その本質を欺くためのトリックに他ならないのだ。
追い詰められた若者は志願するしか路がない。そして、死んでいったのだ。

慰安婦たちも、形の上では志願だったかも知れない。
それを納得していたかも知れない。相応の報酬をもらい、稼いでいたかも知れない。
商売と云うなら、兵隊も特攻隊も、俸給を受け取ったうえで死んでいった。
同じことだろう。

慰安婦の境遇を考えてみるがよい。あの時代でも、兵役の義務を負わない婦女子が戦地に赴くなどは不当の仕打ちと理解されたのだ。
志願であろうが、自発的であろうが、命令であろうが・・その形なんか問題ではないのだ。
要は、その本質が何であったのか?   そこが問われているのだ・・と云うこと、日本人がちゃんと理解しないと、世界は何時までも日本を許さないことだろう。
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