強制特許実施権
投稿者: huaxianglan 投稿日時: 2007/05/17 23:20 投稿番号: [137030 / 196466]
Thailand政府が特許を持つ米製薬会社の了解なくHIVのcopy藥の販売許可に踏み切り米国の反発を招きました。
事の発端は昨年11月にThailand政府が米製薬大手Merck社やAbbott社に対して強制特許実施権の発動に踏み切ったことにあります。
この権利は緊急性の高いHIV治療藥などを特許所有者の許可を得ずに特許を使用し、製品を製造・輸入できる権利です。
当然2社は反発して新薬販売停止などの報復措置をとりました。
これにThaiが更に反発して米国大使館への抗議やAbbott社薬品の不買運動にまで発展しました。
中國も関係無いことではありません。
国内の高価な艾滋病治療薬に対してThaiから流れてくる治療薬は安価であり裏routeで販売されていたそうです。
このままThaiで安価な治療薬が大量に出回れば中國国内にも拡大する可能性があります。
とくに東南亜細亜と接する雲南省はHIV感染者約49000人と中國感染人數最多的省となっています。
この地域に米国の優れた治療薬が安価で届くのは(届く可能性が広がるのは)患者さん方にとっては朗報でしょう。
問題もあります。
このThailand政府の動きにBrazil政府も便乗してMerck社等に強制特許実施権発動を決定しました。
こうなると発展途上国にこの動きが伝染してそれが米国製薬会社の国際的風当たりを強くすると指摘する記事もありました。
もし中國政府がこの動きに追随して強制特許実施権を発動したら米国製薬会社としては死活問題になるかもしれません。
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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