死那***40年内に淡水魚絶滅?***
投稿者: jptmp2004 投稿日時: 2007/02/06 09:17 投稿番号: [130883 / 196466]
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070206/chn070206000.htm
長江に魚を取り戻せ 三峡ダム「ゴミ汚染」と戦う
ゴミさらいチームを立ち上げた劉古軍さん(撮影・福島香織)
世界最大級ダムとして知られる中国長江中流域に建造された三峡ダム(湖北省宜昌市)により、長江の汚染が深刻化している。魚は水質汚染で激減。漁師が網をなげても揚がってくるのはゴミばかりだ。大河に魚をよみがえらせようと立ち上がる人はいるが、支援体制ができていない。前に進まぬ環境保護活動の現場を訪ねた。(重慶 福島香織)
小ぬか雨の中、漁師たちは漁船を出し、黙々と作業していた。黒くどろりとした水の中を、長い柄付き網でさらう。引き揚げた網には、富栄養化した河川特有のアオコや、ペットボトル、ビニールなどの生活ゴミがあふれている。
三峡めぐりの出発点でもある重慶市万州区。このあたりは、もうほとんど魚がとれない。三峡ダムで水がせき止められたため水流が緩慢となり水質汚染が急激に進行。なのに、ダム湖底に農地を沈められた農民は、漁師になるしかない。かつてここの漁師は100人ほどだったが、今では2000人以上にふくれあがっているという。
「魚がとれないのならゴミをまずとろうと思った。ゴミをとりされば、きっと魚が戻ってくる」。網でゴミをすくい上げていた男たちの1人、劉古軍さん(40)はそう言った。漁師100人あまりで結成した長江のゴミさらいチーム「万州区清漂隊」の隊長だ。
昨年、環境保護活動に尽力した人物として「緑色人物(エコロジー・パーソン)」にノミネートされた。もともとは食品加工工場の主任。その工場はダム湖底に沈み、今はもうない。4万元(1元=約16円)の補償金、手持ちの船による貨物輸送でそれなりの稼ぎを得ているが、漁師たちの苦境を見捨ててはおけなかった。
「私の父は“長江漁王”と呼ばれた名漁師だった。若いころには通常の3倍、1.5トンもあるカラチョウザメをつり上げたこともある」。長江上流域に遡上(そじょう)して産卵するカラチョウザメは三峡ダム建設でその生息環境が破壊されたといわれる絶滅危惧(きぐ)種だが、70年代はこのあたりにもかなり生息していた。
しかし2003年6月、ダムの貯水が始まると、上流から流れてきた生活ゴミが厚さ2メートルほどもたまり、上を人が歩けるほど環境が悪化。翌04年春、父親は「長江に魚を戻してくれ」と遺言のようにつぶやいて69歳で亡くなった。
劉さんは、父の望みをかなえるつもりで、漁師たちとともにチームをつくった。「河川の清掃業として新ビジネスにつなげられれば、漁師らの新しい暮らしの糧となるとの期待もあった」という。
だが船の燃料、集めたゴミを処理場に運ぶトラック代、最低限の人件費を含めると年間300万元以上かかり、重慶市などから出る幾ばくかの支援ではとても足りない。人件費にあたる100万元以上が赤字で、劉さんは貨物輸送による自分の収入もほぼ全部つぎこんでいる。
この3年でさらったゴミは5万トン。「やってもやってもゴミは無くならない。環境保護活動家なんて持ち上げられても、資金も集まらないし、もう続けていくことは限界だ。せめて、企業や政府が私たちを清掃員として雇ってくれれば…」
ボランティア精神だけでは食い止められない長江の汚染拡大に、漁師たちの夢は今にもついえてしまいそうだ。
40年内に淡水魚絶滅?魚類学者が警告
「あと40年内に長江の淡水魚は絶滅するかもしれない」。著名な魚類学者、中国科学院の曹文宣氏が昨年11月、中国紙上でそう警告したほど、長江汚染の進行は速い。農業省漁政局によれば、長江で誕生する食用魚の稚魚はかつて300億匹といわれたが現在4億匹。近年の漁獲高は年間10万トンで1950年代の4分の1にまで減少し、希少動物だったヨウスコウイルカは昨年、すでに絶滅したとの指摘もある。
長江の魚の減少は、工場排水、生活排水、農業汚水による水質汚染、水利工事、乱獲など複数の原因が重なっていると指摘されている。これに三峡ダム建設が追い打ちをかけた。
長江水利委員会の報告によれば、長江に垂れ流される排水・汚水は05年で296.4億トン(前年比2.9%増)でうち7割は工業廃水。三峡ダム地区だけでも毎年10万トン以上の浮遊ゴミが回収される。曹氏によれば三峡ダム建設地の宜昌市では、1964年当時、45億匹の稚魚がいたが、01年は数億匹、05年には5000万匹に減少したという。
現在、春季の禁漁や養殖稚魚の放流などの対策が講じられているものの、長江の水質汚染が回復できなければ、
長江に魚を取り戻せ 三峡ダム「ゴミ汚染」と戦う
ゴミさらいチームを立ち上げた劉古軍さん(撮影・福島香織)
世界最大級ダムとして知られる中国長江中流域に建造された三峡ダム(湖北省宜昌市)により、長江の汚染が深刻化している。魚は水質汚染で激減。漁師が網をなげても揚がってくるのはゴミばかりだ。大河に魚をよみがえらせようと立ち上がる人はいるが、支援体制ができていない。前に進まぬ環境保護活動の現場を訪ねた。(重慶 福島香織)
小ぬか雨の中、漁師たちは漁船を出し、黙々と作業していた。黒くどろりとした水の中を、長い柄付き網でさらう。引き揚げた網には、富栄養化した河川特有のアオコや、ペットボトル、ビニールなどの生活ゴミがあふれている。
三峡めぐりの出発点でもある重慶市万州区。このあたりは、もうほとんど魚がとれない。三峡ダムで水がせき止められたため水流が緩慢となり水質汚染が急激に進行。なのに、ダム湖底に農地を沈められた農民は、漁師になるしかない。かつてここの漁師は100人ほどだったが、今では2000人以上にふくれあがっているという。
「魚がとれないのならゴミをまずとろうと思った。ゴミをとりされば、きっと魚が戻ってくる」。網でゴミをすくい上げていた男たちの1人、劉古軍さん(40)はそう言った。漁師100人あまりで結成した長江のゴミさらいチーム「万州区清漂隊」の隊長だ。
昨年、環境保護活動に尽力した人物として「緑色人物(エコロジー・パーソン)」にノミネートされた。もともとは食品加工工場の主任。その工場はダム湖底に沈み、今はもうない。4万元(1元=約16円)の補償金、手持ちの船による貨物輸送でそれなりの稼ぎを得ているが、漁師たちの苦境を見捨ててはおけなかった。
「私の父は“長江漁王”と呼ばれた名漁師だった。若いころには通常の3倍、1.5トンもあるカラチョウザメをつり上げたこともある」。長江上流域に遡上(そじょう)して産卵するカラチョウザメは三峡ダム建設でその生息環境が破壊されたといわれる絶滅危惧(きぐ)種だが、70年代はこのあたりにもかなり生息していた。
しかし2003年6月、ダムの貯水が始まると、上流から流れてきた生活ゴミが厚さ2メートルほどもたまり、上を人が歩けるほど環境が悪化。翌04年春、父親は「長江に魚を戻してくれ」と遺言のようにつぶやいて69歳で亡くなった。
劉さんは、父の望みをかなえるつもりで、漁師たちとともにチームをつくった。「河川の清掃業として新ビジネスにつなげられれば、漁師らの新しい暮らしの糧となるとの期待もあった」という。
だが船の燃料、集めたゴミを処理場に運ぶトラック代、最低限の人件費を含めると年間300万元以上かかり、重慶市などから出る幾ばくかの支援ではとても足りない。人件費にあたる100万元以上が赤字で、劉さんは貨物輸送による自分の収入もほぼ全部つぎこんでいる。
この3年でさらったゴミは5万トン。「やってもやってもゴミは無くならない。環境保護活動家なんて持ち上げられても、資金も集まらないし、もう続けていくことは限界だ。せめて、企業や政府が私たちを清掃員として雇ってくれれば…」
ボランティア精神だけでは食い止められない長江の汚染拡大に、漁師たちの夢は今にもついえてしまいそうだ。
40年内に淡水魚絶滅?魚類学者が警告
「あと40年内に長江の淡水魚は絶滅するかもしれない」。著名な魚類学者、中国科学院の曹文宣氏が昨年11月、中国紙上でそう警告したほど、長江汚染の進行は速い。農業省漁政局によれば、長江で誕生する食用魚の稚魚はかつて300億匹といわれたが現在4億匹。近年の漁獲高は年間10万トンで1950年代の4分の1にまで減少し、希少動物だったヨウスコウイルカは昨年、すでに絶滅したとの指摘もある。
長江の魚の減少は、工場排水、生活排水、農業汚水による水質汚染、水利工事、乱獲など複数の原因が重なっていると指摘されている。これに三峡ダム建設が追い打ちをかけた。
長江水利委員会の報告によれば、長江に垂れ流される排水・汚水は05年で296.4億トン(前年比2.9%増)でうち7割は工業廃水。三峡ダム地区だけでも毎年10万トン以上の浮遊ゴミが回収される。曹氏によれば三峡ダム建設地の宜昌市では、1964年当時、45億匹の稚魚がいたが、01年は数億匹、05年には5000万匹に減少したという。
現在、春季の禁漁や養殖稚魚の放流などの対策が講じられているものの、長江の水質汚染が回復できなければ、
これは メッセージ 130805 (jptmp2004 さん)への返信です.
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