利水工事に見る一党独裁の弊害
投稿者: unkai98687 投稿日時: 2007/01/10 15:32 投稿番号: [128542 / 196466]
1991年の淮川・太湖洪水、96の年黄河洪水、98年長江大水害など毎年のように大規模な水災害が発生する一方、北方中国では黄河が断流して慢性的な水不足に見舞われ、2003年には首都北京が黄砂の砂嵐で機能麻痺に陥るなど、「水」にまつわる尋常でない異変が相次いでいる。その実情を検証すれば、中国共産党の一党独裁下の官僚主義の弊害が人災を招いている実態が浮き彫りとなる。
1958年毛沢東が「大躍進」を発動すると、水利省は全国各地の農民を動員して「大いに水利工事をやる」こととなり、さまざまな水利プロジェクトが全国のいたるところで花開くこととなった。こうした工事は基本的にまともな専門家や計画的設計抜きで行われ、水利工事の知識など全く無い農村の末端幹部による「でたらめな指揮」に任された。当地の河川の状況、地形、地質の条件も理解していなければ、工事が必要かどうか、工事が完成できるかどうかも考慮されなかった。要するに見たところ活気にあふれていればそれでよかったのである。その結果民衆の疲弊と財産の損失を招いただけでなく、大きな災いを後世に残すことになった。
その後も、この「三主方針」(貯水を主とし、小型を主とし、人民公社を主とする)は、共産党幹部の責任を問われることも無く永続し、「黄河引水灌漑区工事」では、当地の幹部は水利の基本常識すら理解しておらず、これだけ大規模なプロジェクトでありながら、排水機能を全く考慮しておらず工事完成後に地下水位が急速に上昇したために、華北平原三省の数千万ムーの農地がアルカリ化し、塩害のために食料の収穫が激減した。
利水省はの責任者は大型プロジェクトで、「魚を吊り上げる」のを常套手段としている。低めの予算でダム建設等の承認をとり、急いで着工し既成事実を作り上げる。工事が始まればこれを「抵当」とし、支出を増やし続けていく。こうして「水増しされた予算」を幹部達が着服する仕組みが延々と続くこととなる。
共産党による幹部の登用や抜擢については、公には能力主義が吹聴されているが、そんなものは空虚な作り話でしかない。現実の登用基準は「三種の人間」を優先させることにある。すなわち「身内を登用する」「お気に入りを登用する」「党員に限る」と言う三原則である。
その結果が「おから(手抜き)工事」の乱立である。治水費用を上級機構に何重にも要求し、実際に堤防に使用する経費を減らすのだ。この為鉄筋抜きの堤防が平然と作られる。施工会社や地方党幹部は堤防を作る際、監督を買収すれば、完成後も手抜きはばれないと考えている。そのため人命にかかわるダム工事でさえ、おから工事となる。
このように人命に関わる国家の大事業でさえ、横領・賄賂・手抜き工事は集団化、あるいは組織化され、利益のためには処罰を恐れない者が横行し、法による罰則規定には何の効果もない。・・・陳恵運・陳実氏著書より引用あり。
現在の中国はレモンと似ている。中身が腐敗していて腐臭を発していても、外側から眺めるだけでは、新鮮なレモンに見える。
1958年毛沢東が「大躍進」を発動すると、水利省は全国各地の農民を動員して「大いに水利工事をやる」こととなり、さまざまな水利プロジェクトが全国のいたるところで花開くこととなった。こうした工事は基本的にまともな専門家や計画的設計抜きで行われ、水利工事の知識など全く無い農村の末端幹部による「でたらめな指揮」に任された。当地の河川の状況、地形、地質の条件も理解していなければ、工事が必要かどうか、工事が完成できるかどうかも考慮されなかった。要するに見たところ活気にあふれていればそれでよかったのである。その結果民衆の疲弊と財産の損失を招いただけでなく、大きな災いを後世に残すことになった。
その後も、この「三主方針」(貯水を主とし、小型を主とし、人民公社を主とする)は、共産党幹部の責任を問われることも無く永続し、「黄河引水灌漑区工事」では、当地の幹部は水利の基本常識すら理解しておらず、これだけ大規模なプロジェクトでありながら、排水機能を全く考慮しておらず工事完成後に地下水位が急速に上昇したために、華北平原三省の数千万ムーの農地がアルカリ化し、塩害のために食料の収穫が激減した。
利水省はの責任者は大型プロジェクトで、「魚を吊り上げる」のを常套手段としている。低めの予算でダム建設等の承認をとり、急いで着工し既成事実を作り上げる。工事が始まればこれを「抵当」とし、支出を増やし続けていく。こうして「水増しされた予算」を幹部達が着服する仕組みが延々と続くこととなる。
共産党による幹部の登用や抜擢については、公には能力主義が吹聴されているが、そんなものは空虚な作り話でしかない。現実の登用基準は「三種の人間」を優先させることにある。すなわち「身内を登用する」「お気に入りを登用する」「党員に限る」と言う三原則である。
その結果が「おから(手抜き)工事」の乱立である。治水費用を上級機構に何重にも要求し、実際に堤防に使用する経費を減らすのだ。この為鉄筋抜きの堤防が平然と作られる。施工会社や地方党幹部は堤防を作る際、監督を買収すれば、完成後も手抜きはばれないと考えている。そのため人命にかかわるダム工事でさえ、おから工事となる。
このように人命に関わる国家の大事業でさえ、横領・賄賂・手抜き工事は集団化、あるいは組織化され、利益のためには処罰を恐れない者が横行し、法による罰則規定には何の効果もない。・・・陳恵運・陳実氏著書より引用あり。
現在の中国はレモンと似ている。中身が腐敗していて腐臭を発していても、外側から眺めるだけでは、新鮮なレモンに見える。
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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