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パワー・パラコン社 マク兄弟スパイ事件

投稿者: miniiwa2 投稿日時: 2006/02/01 21:50 投稿番号: [108122 / 196466]
広東省生まれの兄、チ・マク容疑者は1985年に米国に帰化しており、米海軍と約200件の契約を持つ「パワー・パラゴン社」の技術者だった。

昨年10月28日、FBIがロス市内の自宅を捜索、次世代潜水艦やイージス艦のレーダーシステムデータなど数百点の資料が押収された。
資料名を記した「指示書」もあった。

同じころ、ロサンゼルス国際空港で弟、タイ・マク夫婦がFBIの捜査官に捕まり、夫のバックの中のCDを押さえられた。

CDの正体は、暗号化された戦艦用の電動推進システム技術であり、敵のソナーをかわすための極めて静粛性の高い技術で、米海軍の最先端情報だった。

中国語テレビ局の技術者だったタイ・マクは、2001年に米国に渡り、永住権を持つ。

香港経由で広東省に入り、「中国政府の人間」にCDを渡す手はずだった。

兄弟とも逮捕された。

兄の帰化米国人・チ容疑者は「祖国への忠誠」を口に出した。

「83年から海軍の情報を中国に送ってきた。
中国にも同じ技術を持ってほしかった」。

FBIの元中国分析室長、ポール・ムーア氏はマク兄弟スパイ事件について
「これまでの中国絡みのスパイ事件とは質が違う」と語る。

伝統的な中国の諜報活動は、多数の企業関係者や研究者、留学生が、情報のパーツを持ち寄る「人海戦術」が特徴だった。

ところが今回は活動期間が長く、入手情報量も多い。

何より、指示書通りに直接、高度な軍事情報に迫っていた。

よく訓練された旧ソ連のスパイをほうふつとさせた。

「人海戦術」の脅威も増大している。

中国から米国への入国者は年約70万人、うち学生は約13万5000人。

FBI筋は
「旧ソ連の諜報機関が見れば、羨むような現実だ」
「00年から中国関連のスパイ検挙件数が、毎年15%増えている」

昨年6月、ネグロポンテ国家情報長官に提出されたリポートの一節に、政府関係者は驚愕した。

「中国軍が最近進水させた艦船に、イージス艦と似た技術が使われている」

中国独自の技術なのか、スパイ活動の成果なのか、答えはまだでない。

弟のタイ容疑者は、兄の提供した情報の暗号化も自分でやったと自供し、中国軍籍を持っていることもわかった。

中国軍がプロの同容疑者を4年も前に米国に送り込んでいた疑いが濃厚となった。

「35年、中国の諜報活動を追ってきたが、中国の活動が今ほど米国の脅威になっている時期はない」
防諜専門家、ラリー・ウォツェル元国防次官が断言した。(読売「膨張中国」より一部抜粋)
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