Re: 「台湾は独立国家」6割 日米欧5カ国
投稿者: nmwgip 投稿日時: 2005/11/25 22:02 投稿番号: [103851 / 196466]
ご指摘の通り、カイロ宣言という調印文書は存在しないというのが定説です。
ただポツダム宣言の中に「カイロ宣言の条項は履行せらるべく」という字句が挿入されているのは事実であり、これがカイロ宣言だと連合国、日本の双方で見做されていた文書はあります。
市販の条約集にもたいてい収録されていますが、ウェブ上では
http://list.room.ne.jp/~lawtext/1943Cairo.htmlこちらにあるものが読みやすいかと思われます。
サンフランシスコ講和条約の条項だけだと台湾は現存するどの国家にも属していない土地になりますが、その後に日本と中華民国で締結された日華平和条約に
「(サンフランシスコ講話条約)第二条に基き、台湾及び澎湖諸島並びに新南諸島及び西沙諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄したことが承認される。」
「中華民国の国民には、台湾及び澎湖諸島のすべての住民及び以前にそこの住民であつた者並びにそれらの子孫で、台湾及び澎湖諸島において中華民国が現に施行し、又は今後施行する法令によつて中国の国籍を有するものとみなす。」
とありますので、前の領有権者である日本は、中華民国が台湾の領有権を継承することを承認したと見做されます。
日華平和条約は国際社会に承認された条約であり、通常の国際ルールに従えば日本が放棄した領有権を中華民国が取得したと判断されるでしょう。
そして中華民国が一旦獲得した領有権は、日本がこの条約を破棄しても無効になることはありません。
なお、中華民国の領有権が及ぶのは台湾及び澎湖諸島であり、当然ながら尖閣列島には及びません。
これは メッセージ 103849 (horse_224 さん)への返信です.
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