これには如何に評論するのか
投稿者: valakooda 投稿日時: 2005/11/15 20:50 投稿番号: [102949 / 196466]
胡耀邦氏
再評価の動き
改革・開放
基礎固める
【北京14日傍示文昭】一九八七年に「ブルジョア自由化」を放任したとして辞任させられた胡耀邦・元中国共産党総書記の再評価の動きが高まっている。二十日の生誕九十周年に合わせ、記念行事の準備や記念館の建設が進んでおり、依然として国民に根強い人気がある胡氏の再評価で、知識人層への支持拡大が狙いとの見方が強い。だが、伝記の出版が差し止めになり、記念行事も縮小されるなど党内には再評価への異論もあり、全面的な名誉回復につながるわけではなさそうだ。
■建設が再開
十四日付の香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、胡氏の生家がある湖南省瀏陽市で、当局の指示で中断させられていた記念館「胡耀邦陳列館」の建設作業が再開された。当局による建設の「指示」「中断」、そして「再開」というドタバタぶりが、胡耀邦再評価に関して党内の意見が二分されていることを端的に象徴している。
伝記出版や記念行事についても同じだ。香港誌・亜洲週刊の最新号によると、党の承認を得て元新華社記者ら五人が十年がかりで執筆した胡氏の伝記が「国家機密にかかわる」などの理由で出版を差し止められた。当局は当初、辞任に追い込まれた際の「内幕」などの修正を求めたが、執筆者が拒否したという。
また、記念式典は当初、生誕九十周年の二十日に北京・人民大会堂で約二千人を集めて大々的に行われる予定だったが、日程を前倒しして十八日に行われ、「小規模で目立たない式典になる」との見方が有力だ。
■主席は直系
失脚した元指導者の記念館が建設されたり、伝記の出版が一時承認されたりすること自体、極めて異例なことだが、一方で北京の事情通は「一連のドタバタぶりは、胡錦濤体制が一枚岩でないことの証明」と指摘する。
胡耀邦氏は文化大革命後、失脚幹部の名誉回復を断行、改革・開放の基礎を固めた。その間、共産党の青年組織である共産主義青年団(共青団)第一書記として、党内に強力な共青団人脈も築いた。
党総書記だった一九八七年、高齢のトウ小平氏に引退を求めたが、逆に保守派から八六年末の学生デモに対する対応の甘さを指摘され失脚した。だが、その後も改革派として国民の人気を集め、八九年四月の死去を機に民主化運動が起こり、天安門事件につながった。
同じく共青団第一書記を務めた胡錦濤国家主席は、その人脈につながる一人で、胡耀邦再評価は自らの権力基盤を強化する意味合いを持つといわれる。また、胡耀邦氏は政治改革に熱心だったことから今も知識人に根強い人気があり、胡耀邦再評価を通して国威発揚を図る狙いもあるとみられる。
■もろ刃の剣
だが、再評価は国民の間で民主化要求が高まり、党による統制が及ばなくなる可能性がある「もろ刃の剣」でもある。
さらに、民主化運動を武力で弾圧した天安門事件の見直しに発展する懸念もあることから、治安部門だけでなく、胡錦濤側近の温家宝首相らも「社会の安定を損なう」と異論を唱えたと伝えられている。
このため、北京の事情通は「全面的な名誉回復につながる可能性は低い」と指摘。再評価をめぐる党内の攻防は、今後も勢力争いとも連動しながら続くと予想している。
(西日本新聞)
【北京14日傍示文昭】一九八七年に「ブルジョア自由化」を放任したとして辞任させられた胡耀邦・元中国共産党総書記の再評価の動きが高まっている。二十日の生誕九十周年に合わせ、記念行事の準備や記念館の建設が進んでおり、依然として国民に根強い人気がある胡氏の再評価で、知識人層への支持拡大が狙いとの見方が強い。だが、伝記の出版が差し止めになり、記念行事も縮小されるなど党内には再評価への異論もあり、全面的な名誉回復につながるわけではなさそうだ。
■建設が再開
十四日付の香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、胡氏の生家がある湖南省瀏陽市で、当局の指示で中断させられていた記念館「胡耀邦陳列館」の建設作業が再開された。当局による建設の「指示」「中断」、そして「再開」というドタバタぶりが、胡耀邦再評価に関して党内の意見が二分されていることを端的に象徴している。
伝記出版や記念行事についても同じだ。香港誌・亜洲週刊の最新号によると、党の承認を得て元新華社記者ら五人が十年がかりで執筆した胡氏の伝記が「国家機密にかかわる」などの理由で出版を差し止められた。当局は当初、辞任に追い込まれた際の「内幕」などの修正を求めたが、執筆者が拒否したという。
また、記念式典は当初、生誕九十周年の二十日に北京・人民大会堂で約二千人を集めて大々的に行われる予定だったが、日程を前倒しして十八日に行われ、「小規模で目立たない式典になる」との見方が有力だ。
■主席は直系
失脚した元指導者の記念館が建設されたり、伝記の出版が一時承認されたりすること自体、極めて異例なことだが、一方で北京の事情通は「一連のドタバタぶりは、胡錦濤体制が一枚岩でないことの証明」と指摘する。
胡耀邦氏は文化大革命後、失脚幹部の名誉回復を断行、改革・開放の基礎を固めた。その間、共産党の青年組織である共産主義青年団(共青団)第一書記として、党内に強力な共青団人脈も築いた。
党総書記だった一九八七年、高齢のトウ小平氏に引退を求めたが、逆に保守派から八六年末の学生デモに対する対応の甘さを指摘され失脚した。だが、その後も改革派として国民の人気を集め、八九年四月の死去を機に民主化運動が起こり、天安門事件につながった。
同じく共青団第一書記を務めた胡錦濤国家主席は、その人脈につながる一人で、胡耀邦再評価は自らの権力基盤を強化する意味合いを持つといわれる。また、胡耀邦氏は政治改革に熱心だったことから今も知識人に根強い人気があり、胡耀邦再評価を通して国威発揚を図る狙いもあるとみられる。
■もろ刃の剣
だが、再評価は国民の間で民主化要求が高まり、党による統制が及ばなくなる可能性がある「もろ刃の剣」でもある。
さらに、民主化運動を武力で弾圧した天安門事件の見直しに発展する懸念もあることから、治安部門だけでなく、胡錦濤側近の温家宝首相らも「社会の安定を損なう」と異論を唱えたと伝えられている。
このため、北京の事情通は「全面的な名誉回復につながる可能性は低い」と指摘。再評価をめぐる党内の攻防は、今後も勢力争いとも連動しながら続くと予想している。
(西日本新聞)
これは メッセージ 102945 (tagud15 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/ffccf4x78_1/102949.html