ビル・トッテン氏の意見
投稿者: wphjp 投稿日時: 2001/10/12 16:57 投稿番号: [91914 / 177456]
http://www.billtotten.com/japanese/ow1/00490.html
題名:No.490 暴力では解決しない
世界を震撼させた9月11日のテロ事件について、OWの読者の皆様から米国人としての私のコメントを求められています。今回は、テロの直後に寄せられた読者からのメールへの回答と、このOWでも以前に論文を取り上げたことのある米国人学者ハワード・ジンのエッセイをお送りします。是非、お読み下さい。皆様からのご意見をお待ちしております。
(ビル・トッテン)
暴力では解決しない
読者:米国中西部に住む者ですが、3日前に起こったニューヨーク市をはじめとする米国の中枢に対する大規模なテロリスト攻撃以来、まわりの雰囲気がガラリと変わってきました。この静かな住宅街でもどの家も星条旗を掲げ、まだ旗を出していない家に対し、「誇りをもって国旗を掲げるように」などというビラが配られて来るし、普段一緒に仕事をしている米国人の同僚たちも皆、強硬な軍事的制裁を望んでいます。私は日本人であり、米国だけが潤い、米国だけが勝利するのではなく、国際共存の道を目指すべきだというトッテン氏に共感する者ですが、事件以来の人々の短絡的な、感情論が先走った反応に囲まれ、落ち着かない毎日を過ごしています。米国は国際共存からますます遠いところへ向かっているような気がしてならないのです。しかし、大きな声でそれを言うと袋叩きにさえなりかねない状況です。ブッシュ大統領は今回のテロ攻撃を「戦争行為」とし、軍事的報復に向けて国民を一致団結しようとしています。そして、国全体が彼の思惑通りに動いているようです。罪もなく亡くなられた犠牲者を思うと心が痛みます。しかし、憎むべきは本当にアフガニスタンに潜伏中だというビンラディン氏率いるテロリスト集団なのでしょうか? トッテン氏のお考えをお聞かせ下さい。
トッテン: 我々は現在テレビをはじめとするマスメディアの時代に生きています。それがもたらした結果の一つは、大部分の人が読書もせず、例えば百年前の人々に比べてじっくり物事を熟考しなくなったことです。したがって多くの人が、昔の人々よりも無知で操られやすくなりました。さらにテレビなどのマスメディアによって、現在はこれまでになくデマによって人々を分別のない狂乱状態に陥れることが容易になっています。今、貴方が米国中西部で感情論が先走った反応を目にしているのも、驚くべきことではありません。おそらく、貴方にはご家庭があり、お子さんもいらっしゃるでしょう。貴方のすべきことはご家族やご自分を守ることであり、米国への批判を口にして自らを危険に晒すべきではありません。狂乱状態の大衆に冷静に理性的に語ることは安全ではありませんし、決して有効ではないからです。
私も貴方と同様に、この事件で亡くなった罪のない人々、そのご家族や友人、同僚といった方々を思うとお気の毒で言葉もありません。そしてそれと同じように、第二次世界大戦が終焉してから米国の空爆によって亡くなった、数百万人の罪のない民間人についても私は同じように胸が痛むのです。
米国が空爆を行った国名とその年代を以下に列挙します。
題名:No.490 暴力では解決しない
世界を震撼させた9月11日のテロ事件について、OWの読者の皆様から米国人としての私のコメントを求められています。今回は、テロの直後に寄せられた読者からのメールへの回答と、このOWでも以前に論文を取り上げたことのある米国人学者ハワード・ジンのエッセイをお送りします。是非、お読み下さい。皆様からのご意見をお待ちしております。
(ビル・トッテン)
暴力では解決しない
読者:米国中西部に住む者ですが、3日前に起こったニューヨーク市をはじめとする米国の中枢に対する大規模なテロリスト攻撃以来、まわりの雰囲気がガラリと変わってきました。この静かな住宅街でもどの家も星条旗を掲げ、まだ旗を出していない家に対し、「誇りをもって国旗を掲げるように」などというビラが配られて来るし、普段一緒に仕事をしている米国人の同僚たちも皆、強硬な軍事的制裁を望んでいます。私は日本人であり、米国だけが潤い、米国だけが勝利するのではなく、国際共存の道を目指すべきだというトッテン氏に共感する者ですが、事件以来の人々の短絡的な、感情論が先走った反応に囲まれ、落ち着かない毎日を過ごしています。米国は国際共存からますます遠いところへ向かっているような気がしてならないのです。しかし、大きな声でそれを言うと袋叩きにさえなりかねない状況です。ブッシュ大統領は今回のテロ攻撃を「戦争行為」とし、軍事的報復に向けて国民を一致団結しようとしています。そして、国全体が彼の思惑通りに動いているようです。罪もなく亡くなられた犠牲者を思うと心が痛みます。しかし、憎むべきは本当にアフガニスタンに潜伏中だというビンラディン氏率いるテロリスト集団なのでしょうか? トッテン氏のお考えをお聞かせ下さい。
トッテン: 我々は現在テレビをはじめとするマスメディアの時代に生きています。それがもたらした結果の一つは、大部分の人が読書もせず、例えば百年前の人々に比べてじっくり物事を熟考しなくなったことです。したがって多くの人が、昔の人々よりも無知で操られやすくなりました。さらにテレビなどのマスメディアによって、現在はこれまでになくデマによって人々を分別のない狂乱状態に陥れることが容易になっています。今、貴方が米国中西部で感情論が先走った反応を目にしているのも、驚くべきことではありません。おそらく、貴方にはご家庭があり、お子さんもいらっしゃるでしょう。貴方のすべきことはご家族やご自分を守ることであり、米国への批判を口にして自らを危険に晒すべきではありません。狂乱状態の大衆に冷静に理性的に語ることは安全ではありませんし、決して有効ではないからです。
私も貴方と同様に、この事件で亡くなった罪のない人々、そのご家族や友人、同僚といった方々を思うとお気の毒で言葉もありません。そしてそれと同じように、第二次世界大戦が終焉してから米国の空爆によって亡くなった、数百万人の罪のない民間人についても私は同じように胸が痛むのです。
米国が空爆を行った国名とその年代を以下に列挙します。
これは メッセージ 91847 (torariri さん)への返信です.
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