ベルリン精神
投稿者: kusotaka 投稿日時: 2001/10/11 04:32 投稿番号: [89826 / 177456]
今回行われた米国のアフガニスタン攻撃には少々特異な点がある。
ウサマ・ビンラディン氏とタリバン政権には爆弾を投下し、飢えた住民たちには食
糧を供給している。まるで苦しめる一方で、治療もしてあげるといった具合だ。新
造語好きの欧州メディアは、早くも同じBの字が入った「パン(Bread)と爆弾
(Bomb)」という言葉で、今回の戦争の二面性を説明している。
米国は開戦直後、難民が大挙押し寄せている国境地域に食糧と医薬品を詰めた容器
3万7500個を投下した。「人道的な1日分の食糧」という文章とともに星条旗が
描かれた黄色い袋のなかには、2200カロリーの食品が詰められている。
この作戦を遂行したC17輸送機2機が先日ドイツのラムシュタイン空軍基地に無
事帰還した。ところで、この輸送機の愛称が面白い。「ベルリン精神(The Sp
irit of Berlin)」だ。なぜいきなりベルリン精神なのか。
1948年6月から1949年5月の約11カ月間にわたってソ連が西ベルリンを
封鎖すると、米国は大々的な空輸作戦で西ベルリン市民を飢餓から救った。
当時、米軍は計20万回にわたる「出撃」で、140万トンの食糧と生活必需品
を運んだ。この時生まれた言葉が「ほしぶどう爆撃機(Rosinenbomber)」だ。
爆弾ではなくパンやほしぶどうのような食糧を投下したB−29など、当時の作戦
に参加していた爆撃機を指す言葉だ。欧州経済の盟主となって久しいドイツだが、敗
戦直後の寒く窮乏していた時代、こうして助けてくれたほしぶどう爆撃機の恩を今も
忘れずにいる。
米国としては今回の食糧投下が、ベルリン空輸と一脈通じる人道的行為であること
をそれとなく誇示したいわけだ。同時に今回の戦争が決してアフガン国民やイスラム
教徒全体を相手にした「文明の衝突」でないという点を強調している。
しかし、こうした人道的行為も、戦争の大きな枠組みから見れば、敵の内紛を加速
化し、イスラム世界の支持を取り付けるための陽動作戦の性格が強い。「国境なき医
師団」の指摘のように、「空襲を正当化するための宣伝」だという批判も多い。タリ
バン以降に備えた長期的布石の意味もある。
ともかく、このところイスラム国家はもちろんドイツなど全世界で、米国が主張す
るこの「人道的」戦争に反対するデモが連日行われている。すぐに戦争を終わらせる
ことが最も人道的であるためだ。
アフガン難民らに対する米国のこうした配慮を見ていると、韓国の老斤里(ノグン
リ)事件が思い浮かぶ。補償問題が「人道的」にきちんと解決されればいいのだが。
中央日報
ウサマ・ビンラディン氏とタリバン政権には爆弾を投下し、飢えた住民たちには食
糧を供給している。まるで苦しめる一方で、治療もしてあげるといった具合だ。新
造語好きの欧州メディアは、早くも同じBの字が入った「パン(Bread)と爆弾
(Bomb)」という言葉で、今回の戦争の二面性を説明している。
米国は開戦直後、難民が大挙押し寄せている国境地域に食糧と医薬品を詰めた容器
3万7500個を投下した。「人道的な1日分の食糧」という文章とともに星条旗が
描かれた黄色い袋のなかには、2200カロリーの食品が詰められている。
この作戦を遂行したC17輸送機2機が先日ドイツのラムシュタイン空軍基地に無
事帰還した。ところで、この輸送機の愛称が面白い。「ベルリン精神(The Sp
irit of Berlin)」だ。なぜいきなりベルリン精神なのか。
1948年6月から1949年5月の約11カ月間にわたってソ連が西ベルリンを
封鎖すると、米国は大々的な空輸作戦で西ベルリン市民を飢餓から救った。
当時、米軍は計20万回にわたる「出撃」で、140万トンの食糧と生活必需品
を運んだ。この時生まれた言葉が「ほしぶどう爆撃機(Rosinenbomber)」だ。
爆弾ではなくパンやほしぶどうのような食糧を投下したB−29など、当時の作戦
に参加していた爆撃機を指す言葉だ。欧州経済の盟主となって久しいドイツだが、敗
戦直後の寒く窮乏していた時代、こうして助けてくれたほしぶどう爆撃機の恩を今も
忘れずにいる。
米国としては今回の食糧投下が、ベルリン空輸と一脈通じる人道的行為であること
をそれとなく誇示したいわけだ。同時に今回の戦争が決してアフガン国民やイスラム
教徒全体を相手にした「文明の衝突」でないという点を強調している。
しかし、こうした人道的行為も、戦争の大きな枠組みから見れば、敵の内紛を加速
化し、イスラム世界の支持を取り付けるための陽動作戦の性格が強い。「国境なき医
師団」の指摘のように、「空襲を正当化するための宣伝」だという批判も多い。タリ
バン以降に備えた長期的布石の意味もある。
ともかく、このところイスラム国家はもちろんドイツなど全世界で、米国が主張す
るこの「人道的」戦争に反対するデモが連日行われている。すぐに戦争を終わらせる
ことが最も人道的であるためだ。
アフガン難民らに対する米国のこうした配慮を見ていると、韓国の老斤里(ノグン
リ)事件が思い浮かぶ。補償問題が「人道的」にきちんと解決されればいいのだが。
中央日報
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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