考えること:グローバル化と多様化
投稿者: zuzutatazu 投稿日時: 2001/09/12 15:34 投稿番号: [7938 / 177456]
イスラム圏(のうちの一部としても)とアメリカとの確執は、地域多様性重視とグローバル化の相反する方向性が問題となっている。東西冷戦後、力で抑えられていた多様な地域が、それぞれのアイデンティティを主張するようになり、それが民族紛争、独立などを加速させた。
アメリカがあたかも国際基準であるかのごとく席巻するなか、イスラム地域など、独自の文化・思想・宗教観を持っている国々は、アメリカ化や、アメリカの過重支配を恐れている。反グローバリゼーション(=反アメリカ)である。
私は、地域多様性と、グローバル化は反する内容と理解しつつ、どちらも今後の世界には必要であると感じている。
今回のテロは、そういったアメリカ化(単一のグローバル化、アメリカの単独支配)に抵抗するものである。例えば、投稿のなかで、日本の経済、政治などの面で、ここでいうようなアメリカ化が進んでいることを触れ、今回のテロを理解できる面があるとする意見があった。これは、テロという屈折した方法の裏にある、彼らの「そうしなくてはいけなかった理由」と同じである。しかし、それは、その精神を理解するという理由にはなっても、テロ行為そのものの説明にはならない。
地域多様性を重んじるのか、グローバル化を進めるのか、また、それらを融合した新しい世界の動きを作っていくかは、今後の世界のシステム作りをどうしていくかである。ここで、アメリカが単独で制裁(それも武力制裁)に走れば、また同じことである。国連事務総長が、「テロはまずいが、アメリカも慎重な行動を」と言っている。これは正しい。
被害者ー加害者といった短絡的な見方はつつしみ、中長期的な視野でどうしていくのがいいのかを考えていくべきだと思う。
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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