対米全面テロ

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(訳)アメリカの叔母が送ってくれた記事

投稿者: etranger3_01 投稿日時: 2001/10/02 20:00 投稿番号: [79256 / 177456]
シカゴ・トリビューン紙(2001年9月25日)
「ある未亡人からの非暴力への訴え」(全文+一部修正)

私の夫である米陸軍のクレイグ・スコット・アマンドサンは、世界を恐怖に陥れ、震撼させた9月11日のあの日、任務についていたペンタゴンで殉職いたしました。

2児の父である28歳の夫を失うことは、私にはとても辛く、悲痛の苦しみを伴う経験でした。

夫の死は、多くの人と共にあったということで、私はこの悲しみを共有する人たちの存在に安堵を覚えることができました。けれども、歴史的な悲劇に彼が見舞われたからといって、彼の死が他の罪なき人たちへの暴力を正当化する理由となることには耐えがたい恐怖をおぼえます。

多くの国民的指導者の立場にある人たちが、声を大にして大規模な復讐や懲罰行為を求めています。でも、私はそうした指導者たちに言いたい。私や私の家族は、そのような激情の言葉によって癒されはしません。この常軌を逸した残虐行為に対し、他の罪のない人たちを巻き込むような暴力の連鎖の引き金となるような行為を行うならば、私の夫のためにも、正義の名は語って欲しくありません。

あなた方の言葉や、行おうとしている復讐行為は、私たちをよりいっそう苦しめ、愛する者の記憶に誇りを持ちたいという願いを否定し、夫の信じる世界平和の維持者としてのアメリカの姿を打ち砕くものです。

夫は、陸軍に志願し、誇りを持って母国のために尽くしました。彼は愛国心に満ちたアメリカ国民であり、世界の市民の1人でした。彼は、軍システム内部から働きかけることで軍の能力を平和維持や戦略立案に集中させて、暴力や戦争の行使を回避することができるだろうと信じていました。この2年間、彼は「世界平和を具現化しよう」というバンパー・ステッカーを貼った車に乗りながら、ペンタゴンに通っていました。これは、無意味な誇張でも矛盾でもなく、彼の夢の一部でした。彼は、彼が陸軍で果たす役割が、いずれ全世界に平和をもたらすであろうと信じていたのです。

彼は、自らの死を弔うために暴力で応えることは望んでいなかったはずです。私自身も、それによって何が得られるのか疑問です。暴力に対して暴力で応えてはいけないのです。モハンダス・ガンジーはこう語られています。

「目には目をという姿勢では、いずれ世界が見えなくなってしまう」

私たちが復讐心や怒り、そして恐怖に目を奪われていたのでは、私たちの掲げる自由の灯火が消えてしまいます。私は私の国の指導者たちにこう訴えたい、「これ以上憎しみを広げないで」と。そうでなければ、私の夫の死はこの先終わることのない死の螺旋の一部に過ぎなくなってしまうのです。

この国の指導者たちに強く訴えかけます。勇気をもってこの不可解な悲劇に対応し、暴力の連鎖に歯止めをかけて欲しい。この偉大な国の力と資源を大いに活用して、恐怖と憎しみに対する世界規模の対話の実現にリーダーシップを発揮して欲しい。

世界をどのように良くすればいいのかなんて、私にはわかりません。ただ、これはやらなければならないことなのだと思います。そして、それこそが私たち国民の指導者たちの責任であるはずです。私は彼らに対し、この挑戦を受けて立ち、私の国と私個人の悲劇に対し新たな方法で対応し、私たちに世界平和への希望を与えてくれるよう努力してくれることを強く望みます。
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